駒込の吉祥寺で冬の桜が咲いていた 散歩風景-小雪が舞う中で桜咲く|イパネマおやじ
文京区の本駒込にある「吉祥寺」は、現在の住みたい街の上位にランキングされる吉祥寺の、地名に由来する寺院です。山門をくぐると目に入るのが、十月桜です。十月桜は、こひがんざくら(Prunus subhirtella)の園芸品種です。秋が深まる頃から咲き始め、冬の間も少しずつ開きながら、4月上旬に満開になります。花色は、白かピンクで、小さな八重咲きになります。
冬なのに桜が咲いていた
- 先日、東京散歩をしてみようと東京メトロ千代田線・根津駅から徒歩5分の場所にある「根津神社」から、森鴎外も好んで歩いたという藪下通りから団子坂を経て幾つかの寺社を巡り駒込の「六義園」まで歩いてみました。
- その途中にある「吉祥寺」の境内に、十月桜が咲いていました。本来は10月頃に開花するから十月桜なのでしょうが、今の時期でも開花しているのは今年の温暖な気候が影響しているのでしょうね。
十月桜(ジュウガツザクラ)
- 分類:サクラ科・サクラ属 / 原産地:日本
- 別名:オエシキザクラ(御会式桜)
- 学名:Prunus × subhirtella Autumnalis
- 英名:なし
- 園芸分類:落葉小高木
- 草丈:5~7m
- 開花期:9~10月 / 栽培方法:地植え
吉祥寺の場所とアクセス
- 山号:諏訪山
- 院号:
- 寺号:吉祥寺
- 宗派:曹洞宗
- 葬儀・墓所:
- 備考:曹洞宗旃檀林(駒澤大学の全身で、幕府の人材育成の学問所として寺内に設けられた)
- 概要
- 太田道灌が室町時代の長禄2年(1458年)に江戸城を築く際に、井戸の中から「吉祥増上」と刻銘した金印を得る。これを機に、青厳周陽を開山として江戸城の和田倉門に創建されたといわれます。
- その後、江戸城に徳川家康が入府しました。これに伴い天正19年(1591年)に水道橋に移転、更に明暦の大火(1657年)により現在の地に移されました。
- 現在の東京都武蔵野市にある吉祥寺の地名の由来は、明暦の大火により水道橋近くにあった吉祥寺の門前町の町民は、住居を失い行き場がなくなってしまった。
- 万治2年(1659年)に、吉祥寺の浪士佐藤定右衛門は土着の百姓松井十郎座衛門と協力して、現在の武蔵野市一帯を開墾して、門前町の町民を移住させました。
- 吉祥寺に愛直を持っていた、門前町の住人たちが、武蔵野の新たなこの地を吉祥寺と名付けたことから現在の地名になったといわれます。
- 住所:東京都文京区本駒込3ー19ー17
- 公共交通アクセス
- 東京メトロ南北線・本駒込駅より徒歩7分
- 都営地下鉄三田線・白山駅より徒歩12分