コンテスバンダル バラ-ピンクに杏色を帯びて弁裏が濃い-イパネマおやじ
コンテス バンダル (Comtesse Vandal) は、チョッと気取った花姿が魅力的な大輪花です。甘くて少し重めのティー系の芳香がします。
表はサーモンピンクで裏面は濃桃色のバラ
- 花つきはよいが、花もちはあまりよくない。
- 弁質が厚く、弁数は30枚くらい。
- 花くびがしっかりしていて、茎は赤茶色。
- シュートが発生しにくいので、古株を大切に扱いましょう。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。黒星病の防除には1ヶ月に3回以上の薬剤散布をしましょう。
- 作出国:オランダ
- 作出年:1932年
- 作出者:Mathias Leenders
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:(Ophelia × Mrs. Aaron Ward) × Souvenir de Claudius Pernet
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(12cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:110cm
- 撮影:神代植物公園 2014年5月
- 冬の時期に大苗を植えましょう
- バラ苗はノイバラなどの台木に、接ぎ木をして作られます。接ぎ木から数ヵ月後、5月の連休前後に花やツボミつきで売られのが新苗です。そして、接ぎ木から1年後の10月末から翌年2月頃に市場に出回るのが大苗です。
- 鉢植え苗は、大苗を鉢植えにして年間を通して売られています。
根が健全に生育ができる用土が必要
- 水はけと、保水性のよい土壌で栽培することで、根が健全に生育して病害虫に対しても強いバラが育ちます。
- 初めてバラを育てる方は、まずバラ用の培養土で栽培してみるのがよいでしょう。
- 自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)3:赤玉土(中粒):腐葉土2:牛フン堆肥2の割合で配合します。これが基本ですから、あとは品種や環境によって配合を変えてみましょう。
うどんこ病には弱く黒星病には普通
- 植え替え
- 栄養の偏った古い土を、新鮮な土に交換して鉢の中で一杯に生長した根を整えるために行います。最初の鉢サイズは7号以上を選びましょう。植え替えの際には、鉢サイズを大きくする鉢増しをします。
- 鉢底に底網を置き、大粒の軽石か赤玉土(大粒)を敷く。
- 用土を鉢の中間まで入れる。
- 鉢に株を入れて土を被せてから、10日後位に表土に有機肥料を置く。
新苗か大苗からそだてる
バラは種と苗から育てることができるが、一般的には苗から育てます。園芸店などの市場に出回っている、新苗か大苗の2種類の中から選びます。
- 収穫
- 切り花用に収穫する:一定長・切り戻し収穫法などがある。収穫したら水揚げして、活け花として花瓶に挿したら花もちさせる栄養剤があります。
- 種子の収穫→種苗専門店を除けば、家庭園芸で種子から育てるのは難しいので、苗を購入するのが確実です。
- 日当たり
- 十分に日当たりを確保できる場所に植えましょう。
- 半日未満の日照しかない場所では、半日陰に強い品種を選ぶことで栽培可能な例もあります。2~3時間しか当たらないようであれば、鉢植えやプランター植えにして、移動させることで日照を確保しましょう。
バラ園の風景: