コンラッドヘンケル バラ-少し黒みのあるスカーレット色-イパネマおやじ
コンラッド ヘンケル (Konrad Henkel) は、1輪咲きの花枝はクネクネとした独特の伸び方をします。花つきはあまりよくないが、丈夫な株立ちになります。
花形の整った濃赤色のバラ
- 花茎がまっすぐで長く、一輪で咲くので切り花に適している。
- 交配親のレッド プラネットの影響なのか、花つきはあまりよくなく開きが遅い。
- 弁質が優れていて、雨で傷むことが少なく花もちがよいバラ。
- 樹勢が強く、生育が旺盛で立派な株になるバラ。
- 春の剪定時には、全体の1/3程度に切り込むことで、晩秋までの長いシーズンを通して観賞することができます。
- 耐病性は、うどんこ病・黒星病ともに普通。月に3回以上の薬剤散布は定期的に行う必要がある。
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ステムが真っ直ぐで長く切り花にも適する
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1977年に、Reimer Kordes が作出
- 作出者:1983年に、Kordes ‘Sohne (Retail) が発表
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:実生 × Red Planet
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数26~40枚)
- 香り:中香
- 樹形:直立性
- 樹高:160cm
- 撮影:谷津バラ園 2014年10月
直立性でコンパクトに育つので株間の狭い場所にも適する
バラ園の風景:
- 園芸メモ:春と秋の剪定→
- 春の剪定は深めに、秋は浅めに→
- 9月上旬に行う秋の剪定は、春に比べて少し浅めにします。休眠中の2月に行う春の剪定と違い、生育中の枝にハサミを入れるわけですから、適期をのがさずあまり深く切らないのがポイントです。
- 剪定するのが遅れると開花の時期がズレてしまい、気温が徐々に下がってくるので、花が開く前に霜の被害を受けてしまいます。
- つるバラの場合は、今年伸びだした枝にハサミを入れてはダメです。花後の6月に花枝(小花枝)や古枝を、取り除き、12月下旬から1月下旬の間に、3年枝以上の古い枝を剪定して取り除き、同時に誘引もしておきます。
- 植えつけた、新しい苗は1年間は、ツボミを摘む程度にしておきます。