アシタバ 野菜-ビタミンやミネラル豊富な植物-イパネマおやじ

アシタバ (ashitaba) は、本州の関東以西、伊豆七島や八丈島にに分布しているセリ科シシウド属の植物です。海岸沿いの林や草原の縁などに自生しています。

アシタバはセリ科シシウド属

今日茎葉を摘んでも明日になると新芽が出るほど生育旺盛

  • 分類:セリ科科シシウド属 / 原産地:伊豆諸島、紀伊半島、小笠原諸島
  • 学名:Angelica keiskei
  • 和名:アシタグサ、ハチジョウソウ、(漢字表記・明日葉)
  • 園芸分類:多年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈:50~120cm
  • タネまき適期:11月上旬~12月中旬(発芽適温10~20℃)
  • 苗の植え付け:4月上旬~6月中旬(生育適温15~25℃)
  • 開花期:8月~11月
  • 収穫期:植え付けから2ケ月後
  • 栽培方法:地植え、鉢植え ※記載している各適期は温暖地での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

季節の花の段落ライン

アシタバは多年草

  • 特徴
  • 草丈は100cm程になり、葉は縁に鋸歯のある小さな葉で、葉や茎を切ると濃黄色の汁を出します。茎頂部に大散形花序を付け、淡黄色~淡白緑色の小花を多数付けて長楕円形の果実を実らせます。品種は青茎系と赤茎系があります。主に市場に出回っているのは、青茎系の品種です。
  • 茎葉を摘み取っても、翌日の朝になれば新芽を伸ばすほど生育が旺盛であることから、明日葉と言われるようになったようです。
  • 八丈島では昔から野菜として食べられていて、含まれる栄養素(ビタミン、ミネラル、カルシウム、鉄分)が優れていて強壮作用もあり、現在では国内の広い地域で、葉物野菜として栽培されています。 特有の苦味と香りがあり若い茎や葉、つぼみを茹でたり、揚げ物、天ぷらなどに利用します。
  • 葉を乾燥させて、お茶としても利用します。

強壮作用のある葉野菜

  • 適応
  • 抗菌、抗酸化作用動脈硬化、血管拡張作用
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 若葉や若芽を食用、胡麻和え、パスタや天ぷら
  • 用土
  • 水はけのよい腐植質に富んだ砂質土壌を好みます。
  • 鉢植えの場合、野菜用培養土あるいは赤玉土(小中粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 地植えの場合、掘り上げた土に対して土壌改良用の牛ふん堆肥や腐葉土2割程を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。酸性気味の土壌では、植え付けの2週間程前に、よく土を耕して苦土石灰を混ぜ込んでおきます。(1㎡当り100g→1握り)
  • 肥料 化成肥料に弱い性質
  • 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として少量の有機質肥料を混ぜ込んでおきます。鉢底石を敷いて、苗を定植して1~2ケ月後に、鶏ふんか油かすを少量施します。多肥を嫌うので、少量を心がけましょう。

  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として少量の有機質肥料を混ぜ込んでおきます。苗を定植して1~2ケ月後に、鶏ふんか油かすを一掴み施します。

  • タネまきで増やす
  • タネをまく前日には、発芽しやすいように一昼夜水に浸しておきます。
  • 適期は、9~10月です。(寒冷地は4月~5月の春まきが適する)
  • 覆土は、タネを薄く覆う程度にします。発芽まで乾燥させないよう管理します。秋にタネをまき、半月から1ヶ月で発芽し、春まではゆっくりと生長して、翌春暖かくなると旺盛に生長を始めます。
  • 苗の植え付け
  • 5月~6月に、ポット苗が園芸店などに流通します。鉢植え、プランターに植え付けます。(65cmプランターで2株が目安)
  • 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、「用土」と「元肥」を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。株間は45cm位空けて植え付けます。

アシタバは伊豆七島が原産

アシタバは手入れが必要なの?

  • 水やり
  • 水やりは普通の管理で大丈夫です。土の表面が乾いたらタップリと水を与えましょう。
  • 手入れ
  • 関東以西であれば、地植えでも冬越しは可能ですが、鉢植えは暖かい場所へ移してやると安心です。
  • 0℃以下になると地上部が枯れてしまいます。霜が降りる頃に、株元にワラや腐葉土を敷き防寒しましょう。肥料の、与えすぎに注意してください。

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  • 収穫
  • 収穫期は、5月~10月です。
  • 葉と茎を食用にします。1年目は株を太らせるために収穫は控えて、2年目から若葉を摘み取ります。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所で育てましょう。
  • 鉢植えの場合、夏場は直射日光を避け、半日陰に移してやりましょう。

季節の花の段落ライン