サリーホームズ バラ-白色が淡い桃色になり冷涼期になるとピンク色へ-イパネマおやじ
サリー ホームズ (Sally Holmes) は、世界ばら会連合”栄誉の殿堂入り”を果たしたバラです。つるバラとして育てる場合は、広いスペースが必要なので、アーチやオベリスクではなく、壁面などの広がりがある場所で、伸ばして育てるのがよいでしょう。
大型のつるバラとしてアーチや広い壁面に誘引する
- ボール状の大房になり花数も多く咲くバラ。
- 花弁が強く、雨などで傷みにくいので、長い間花を楽しめます。
- 枝の太さは中程度、やや堅くて分枝が粗くなります。
- 生育が旺盛でシュートの発生も活発です。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には強い。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。病気に強い品種でも、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をすることで、より順調な生長が促進されます。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
- 園芸メモ:オーガニック栽培→できるだけ農薬などの化学薬品を使わずにバラを育てる手法として、コンパニオンプランツの活用があります。
- バラの周辺に、害虫の忌避効果や病気に対して抗菌作用のあるものを植えることにより発生や蔓延を抑えようという方法です。可能な限り取り入れてみるのもよいでしょう。
強健でシュートの発生も活発で育てやすい
- 作出国:イギリス
- 作出年:1976年
- 作出者:Robert A. Holmes
- 系統:[HMsk] ハイブリッド・ムスク (シュラブ系)
- 交配親:Ivory Fashion × Ballerina (hybrid musk, Bentall, 1937)
- 咲き方:返り咲き
- 花形:一重~半八重咲き
- 花径:中輪(7cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:シュラブ樹形(横張りタイプ)
- 樹高:350cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月、2015年5月
返り咲き性が強く春から秋まで花をつける
バラ園の風景:
園芸メモ:原産地⇒植物が本来自生していた土地のこと。現在、園芸用に流通している植物は、世界中の様々な地域で自生していたものを、改良したものが多い。改良が加えられていても、本来の性質は変わらないので、原産地の気候を考慮して植物に適する環境を整える必要があります。