ジークフリート バラ-やや遅咲きの真紅のフロリバンダ-イパネマおやじ
ジークフリート (Siegfried) は、花首が細く花の重みで少しうつむき加減に咲きます。真紅の花弁は、ツボミの時期は抱え咲き気味で開花にともないロゼット咲きへと変化します。
濃い赤色の花弁は弁質がよく花もちがよい
- ジークフリートは抱え咲きからロゼット咲きへ変化するバラ。
- 1枝に1~5輪の房咲きになって咲くバラです。
- 花もちがよく、濃赤の花が長くとどまると、やがてピンク味がかかってきます。
- 弁質がとても良く、梅雨どきの雨にも耐えて花もちがよいバラ。
- バランスのとれた樹形で、コンパクトにまとまるので鉢栽培にもよい。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。樹勢が強く、耐病性にも優れています(月間1回程度の薬剤散布をすることでより順調な生育をする)
- 薬剤散布の前に→健全に生育している植物は、耐性も強く回復力もあります。病害虫対策といえば、すぐに薬剤に頼ってしまいますが、基本に立ち戻り、まずはそのバラが弱ってきた原因を同時に考えてみましょう。
葉は濃緑色の照り葉
- 作出国:ドイツ
- 作出年:2002年に Tim Hermann Kordes が作出
- 作出者:2010年にW. Kordes’ Sohne が発表
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:実生 × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数・26~41枚+)
- 香り:微香(ティー香)
- 樹形:シュラブ樹形(半直立タイプ)
- 樹高:130cm
- 撮影:京成バラ園 2014年10月
抱え咲きからロゼット咲きへ変わるバラ
バラ園の風景:
園芸メモ・栽培用語:鋸歯(きょし)⇒葉の縁の形状のことで、のこぎりの歯のようなギザギザになっている形のこと。