スキャボロフェアー バラ-抱えるような半八重咲き-イパネマおやじ
スキャボロ フェアー (Scarborough Fair) は、特に寒さに強いこと、耐病性があること、原種のアルバ系の子孫なのでその特性を受け継いでます。
ピンクの蕾からブラッシュピンクへ変わる
- 抱えるような半八重咲きで、大房のバラ。
- 球状に丸まっていたツボミは、小さなピンクのカップ咲きで開きます。
- スキャボロ・フェアーはコンパクトな樹形で、100nmほどの真っ直ぐなブッシュ状に育つバラ。
- 花枝は細かく分枝して、その枝はしなやかでコンパクトに密生します。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。厳しい環境にも耐えるが、月間1~2回以上の薬剤散布をすれば、より順調な生育が期待できます。
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- 苗の植えつけ・よい苗の選び方→
- よく耳にするのが「太い枝が3本出ているのがよい苗」といわれますが、品種によって木の生育サイクルや太り方が異なるので、あまり当てにはなりません。
- 1本のみの枝でも堅くて太い(2cm程度)枝がある苗、または枝が細くても堅い枝がある苗、冬の苗であれば樹皮が寒さにあって赤紫色に変化した苗を選びましょう。
- 9月から11月、2月から3月の苗は芽が膨らむか、あるいは芽が出ているものがよい。
- 輸入苗は枯れ込みがなくて、少し芽が膨らんでいるものがよい。
- 裸苗で根が見える場合は、根が太く長いものがよい。
- 樹皮に赤紫色のシミがないものを選びましょう。(1月~3月に出回る苗の場合)
- 切り口の木質部にシミがないものを選びましょう。(1月~3月に出回る苗の場合)
- 接ぎ木部分が自然なものを選ぶ。(剥がれかけたり、枯れ込んだものは避ける)
原種アルバ系の子孫らしい素朴さがある
- 作出国:イギリス
- 作出年:2003年
- 作出者:David Austin
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半八重咲き
- 花径:中輪(6cm・花弁数17~25枚)
- 香り:中香(ティー香)
- 樹形:半横張り性
- 樹高:90cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月
ピンク色の薄い絹を重ねたような花
バラ園の風景:春の谷津バラ園
園芸メモ・栽培用語:活着⇒挿し木が根を出したり、鉢や花壇に植えつけた苗が根を出して、順調に生育を開始した状態になること。