ドゥフトボルケ バラ-上品なコーラルレッドで甘い香りがある-イパネマおやじ
ドゥフトボルケ (Duftwolke) は、「香りの雲」という愛称がつけられている程の、甘い香りが魅力です。樹勢が強くて直立性の丈夫な株立ちになります。
フレグラント・クラウドとも呼ばれる香りのバラの代表品種
- 「栄誉の殿堂入りのバラ」で別名は、フラグラント・クラウド(英語読み)です。
- 1輪から数輪の房咲きで、花つきは普通のバラ。
- 花枝は短く、ブラインド・シュートの発生がやや多い品種。
- 樹勢は普通だが、丈夫でコンパクトな株になります。
- 暑さに弱く、高温期に下葉が落ちやすいバラ。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
- 病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をすることで、より順調な生長が促進されます。
- 黒星病の防除→基本はマルチングが有効とされています。敷きワラを株元に施すのは、水の跳ね上がりを防止して、葉裏に菌が付着するのを防ぐためです。
- 黒星病は地中に潜んでいるので、落葉などは放置しないで速やかに焼却するか、ゴミ袋に回収しましょう。
コンパクトな樹形で鉢栽培に適する
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1963年
- 作出者:Mathias Tantau
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Prima Ballerina × Montezuma
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁盃状咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数27~40枚)
- 香り:強香
- 樹形:直立性
- 樹高:120cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月
強いフルーツ系の甘い芳香がある
バラ園の風景:
園芸メモ・苗の植えつけ⇒
- 秋に植え付ける
- 年内に活着するので初心者にお奨めです。(伸びた芽や枝は絶対に切ってはいけません)
- 9月下旬から10月に植えつける場合は、新芽がのびてツボミもつきます。そうすれば、冬が来る前に根を張り、活着します。
- 芽や葉を切り取らないで、新芽を自然のまま伸ばします。植えつけて1ヶ月後には新芽は長さ20cm位の枝に生長します。
- 四季咲きの品種はツボミがついたら、ツボミだけ摘み取ります。ツボミがつき開花の準備ができた枝は充実し、樹皮が固まり、冬の寒さに耐えることができます。
- 例年10月下旬頃になると朝夕の気温が下がり、バラは生育を停止します。11月中旬頃から初霜が降る時期になると、休眠に入り冬を迎えます。この頃になると新しく伸びた枝の樹皮は冬越しが出来るよう成熟しています。