テスオブザダーバーヴィルズ バラ-花弁が少し巻いて乱れ気味に咲く-イパネマおやじ
テス オブ ザ ダーバーヴィルズ (Tess of the D’Urbervilles) は、イギリスの育種家デビッド・オースチンが1998年に発表した、シュラブ・ローズ系統の半つる性バラ。
鮮やかな濃ローズ色のバラ
- 開花した初期はカップ咲きで、やがてロゼット咲きへと変わる。
- 花名は「ダーバーヴィル家のテス」、イギリスの小説家トーマス・ハーディが書いた作品の主人公にちなんで命名された。
- しなやかに伸びた枝先に花をつけて、うつむき気味に咲きます。
- 強健でシュートの発生が活発、枝には大小のトゲが多く伸長力が旺盛。
- 悪環境でも丈夫に育つ強健種で、半日陰で日照不足でもよく育つ。
- つるバラのように誘引して、フェンスや壁面に利用することもできる。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。病気に強い品種でも月間1回程度の薬剤散布をすることで、より順調な生育が期待できる。
濃い緑色の照り葉が美しい
- 作出国:イギリス
- 作出年:1997年に、David CH Austin が作出
- 作出者:1998年に、David Austin Roses Limitedが発表
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:The Squire × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:カップ咲き~ロゼット咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数41枚+)
- 香り:強香(ダマスク香)
- 樹形:半つる性
- 伸長:250cm
- 撮影:京成バラ園 2015年5月
枝が細く俯くように枝垂れて咲くバラ
バラ園の風景:春の緑地ばら苑
園芸メモ・栽培用語:エアプランツ⇒土の中に根を張らないで、木や石に寄生して必要な養分や水分を空気中から葉が採り入れて、生育する植物。乾燥に強い、パイナップル科チランドシア属の植物に多い。