新雪 バラ-黒星病にとても強く同じ枝から長年も咲く-イパネマおやじ
新雪 (Shinsetsu) は、雪のように白い花を多数咲かせます。5~8輪の房咲きになり、環境によっては晩秋まで咲き続ける強健なバラです。
純白で大輪咲きのつるバラ
- 新雪は花つきがよく、春から秋までシーズンを通して咲き続けます。
- 花枝が長く、濃緑色の照り葉が茂る。
- 数年経つと、ベーサル・シュートの発生が少なくなるので古枝は大切にします。
- 枝の寿命は長く、同じ枝から数年の間花をつける。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病にはとても強い。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をすることで、より順調な生長が促進されます。
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新雪は花枝がやや長くて葉は濃緑色の照り葉
- 作出国:日本
- 作出年:1972年
- 作出者:鈴木省三 氏
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:(Blanche Mallerin × Neige Parfun) × New Dawn の実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数17~25枚)
- 香り:中香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月
新雪は多くの花壇で見かける人気のあるバラ
庭園の風景:
- 園芸メモ・バラの栽培用語:つるバラ⇒
- 枝をつる状に伸ばす性質を持ったバラ。四季咲き木立ちバラを除くバラの総称です。
- クライミングローズに代表されるが、「原種」、「オールドローズ類」も含まれます。
- 「原種」や「原種系交雑種」など多くはつる性で、大半が一季咲きということから、本来バラはつるバラであったと考えられています。