パープルタイガー バラ-白色の絞りが幅広く入る貴重な品種-イパネマおやじ
パープル タイガー (Purple Tiger) は、赤紫色の生地に白色の絞りがはいる個性的な品種です。絞りは高温期には現れにくく、秋になるとより鮮やかな花色になります。
ダマスク系の強い芳香がある
- 個性的なバラで、鮮やかな白色の絞りは高温期には現れにくい。
- 数輪の房咲きになり、花つきがよいバラ。
- 秋に咲く花色が最も鮮やかで美しいバラ。
- 耐病性は、うどんこ病・黒星病ともに弱い。月間4回以上の定期的な薬剤散布が必要。
- うどんこ病の防除→うどんこ病は、一般的に湿度の低い時期に発生しやすい病気で、名前の通りうどん粉を振り撒いた様な白い粉状の細かい斑点が植物の葉などに現れる病気です。うどんこ病は植物の生育に重大な被害を及ぼすので、早めの防除が必要です。
- 農薬での予防策は、薬剤を定期的に散布しておくとよいでしょう。うどんこ病になりやすい時期の前に、週に1回程度の農薬や殺虫剤を散布しておくと効果的です。
- 花木や庭木など大きな植物にうどんこ病が発生してしまった場合は、植物へのダメージが少ない休眠期に農薬を散布することで、うどんこ病の予防をしましょう。
- 黒星病の防除→黒星病防除の基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。
- 黒星病の菌は土中に潜みます。土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるとされます。
- 落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。肥料管理ではチッ素過多にならないよう、バランスの良い肥料やりを心がけます。
- 鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにしましょう。
- 予防薬→手軽に使えるエアゾール剤では殺虫殺菌剤のベニカX、オルトランCやベニカDX、殺虫殺菌スプレー剤のベニカXスプレー、ベニカXファインスプレーが効果的です。発生前ならダコニール1000などを定期的に散布して予防します。発病初期にはサプロール乳剤、トップジンMゾルなども効果的です。
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花壇のアクセントに使うと全体が引き立つ個性的なバラ
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1991年
- 作出者:Jack E. Christensen (Jackson & Perkins Company が発売)
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:Intrigue × Pinstripe
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:直立性
- 樹高:80cm
- 撮影:谷津バラ園 2014年10月、2015年5月
花壇の中のアクセント作りに適している
バラ園の風景:
- 園芸メモ・バラの栽培用語:水やり⇒
- 植物には水が欠かせません。その活動が一番活発になるのが午前中で、特に10時頃までに水やりを済ませましょう。
- 水はけの状態が普通の土地なら、春から秋の間は1株につき少なくともバケツ1杯分を、土が乾きやすい夏場はよりタップリと与える必要があります。
- 雨が続く6月の梅雨時や9月頃は、ほとんだ水やりの必要はありません。
- 休眠中の冬季も、バラ自身はあまり水を必要としませんが、土の中の水分が霜となって地表に昇がり水蒸気に変わることも多いため土の中は乾燥しがちです。株元にワラなどを敷いて蒸発を防ぎ、時どき株元に水を施してください。