パレード バラ-花つき花もちがよく春以降も返り咲く-イパネマおやじ
パレード (Parade)は、ボリュームのあるカップ咲きの中輪花で、青リンゴのような芳香がある品種です。アーチ、パーゴラ等の大きな仕立てにも適しています。開花するのは、前年枝の先端からが中心なので、株全体に咲かせるには段差をつけた剪定、誘引をする必要があります。
くすみのない濃いローズピンク色のカップ咲き
- 数輪の房咲きで、花もちがよい。
- 枝の太さは中程度で、誘引がしやすく扱いやすいバラ。
- パレードは、冬期に短く切り戻しても開花します。
- 耐病性は、うどんこ病には普通で黒星病には強い。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
- うどんこ病の対策→うどんこ病対策には、月間3~4回以上の定期的な薬剤散布が必要です。その他の、うどんこ病に対する注意点は、気温15~25℃になると発生しやすくなる。比較的気温が冷涼で、雨が少なく乾燥した状態や、チッ素肥料のやりすぎで枝葉が茂りすぎたり、密植して日当たりや風通しが悪い環境でも発症しやすくなります。
強健で病気にも強く育てやすい
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1953年
- 作出者:Eugene S. “Gene” Boerner
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:New Dawnの実生 × World’s Fair, Cl
- 咲き方:返り咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数30~34枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 伸長:300cm
- 撮影:神代植物公園 2014年10月
枝が長くしなやかで少しうつむき気味に咲く
バラ園の風景:
- 園芸メモ・バラの栽培用語:つるバラの剪定⇒
- 切った個所から枝が伸びて、その枝に花をつけるので全ての枝を切り戻して、花を多く咲かせるようにします。
- 枝全体のバランスを確認しながら、新芽の上で切り戻す。
- まだ赤味のある未熟な枝は、堅くてしっかりした枝の部位まで切り戻す。
- 込み入った枝や、徒長枝、交差枝、枯れた枝などは取り除きます。
- 誘引→つるバラは12月中旬から1月が誘引の時期です。古枝や細枝、不要な枝を切り取り、残る枝の先を約20cm切って、なるべく水平に誘引します。