ピンクパンサー バラ-サーモンピンク色の丈夫な品種-イパネマおやじ
ピンク パンサー- (Pink Panther) は、1輪咲きだが数輪の房咲きになることもある強健な品種です。ハーグ国際コンクール金賞の他に多くの賞を受賞しています。
サーモンピンク色で丸弁高芯咲きのバラ
- 生育旺盛で、枝が半つる状によく伸びる品種です。
- 栽培条件により、花色や花形が変化します。
- 秋の花に備えるには、8月の中旬~下旬から9月10日頃迄に剪定しないと開花しない。
- 基本的に秋も開花する四季咲き性のバラは、夏の時期に弱い剪定をします。(注:つるバラは剪定しません)
- ハイブリッド・ティ、フロリバンダは、全国的に8月下旬から9月10日頃までに剪定を行います。四季咲きの半つる性、木立ち性のイングリッシュローズ、オールドローズ、ポリアンサローズなども同様に剪定を行い、秋の開花の準備をします。他にも、花の咲かない枝や弱った枝を切り戻して春の開花枝を少し切り詰める、弱めの剪定を行います。
- 一般にバラの枝を切り戻すと、50~55日で次の花が咲くのが開花のサイクルです。10月に綺麗なバラを咲かそうとすると、この時期の剪定が理想とされます。
- 剪定のポイント→四季咲きの半つる性、木立ち性オールドローズ、イングリッシュローズは上部1/3で切り戻します。フロリバンダ、ポリアンサ、パティオローズも初夏に切り戻しますが、位置は一番上の5枚葉の位置で切ります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。病気に強い品種も月間1回程度の薬剤散布をすれば、より順調な生育が期待できます。
生育旺盛で病気にも強く育てやすいバラ
- 作出国:フランス
- 作出年:1981年
- 作出者:Marie-Louise (Louisette) Meilland
- 系統:「HT」 ハイブリッドティー
- 交配親:Coppélia ‘76 × Meinaregi
- 咲き方:四季咲き性
- 花形:丸弁高芯咲き
- 花径:大輪(12cm・花弁数26~40枚)
- 香り:中香(ティー香)
- 樹形:直立性
- 樹高:170cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月
栽培条件により花色や花形が変わる
バラ園の風景:横浜にあるバラ園・春の晴れた日に
- 園芸作業→植えつけ時期
- 秋に植える→年内に活着するので初心者にお奨めです。(伸びた芽や枝は絶対に切ってはいけません)
- 9月下旬から10月に植えつける→新芽がのびてツボミもつきます。ということは、冬が来る前に根を張り、活着します。芽や葉を切り取らないで、新芽を自然のまま伸ばします。
- 植えつけて1ヶ月後には新芽は長さ20cm位の枝に生長します。四季咲きの品種はツボミがついたら、ツボミだけ摘み取ります。ツボミがつき開花の準備ができた枝は充実し、樹皮が固まり、冬の寒さに耐えることができます。
- 例年10月下旬に植える→朝夕の気温が下がり、バラは生育を停止します。11月中旬頃から初霜が降る時期になると、休眠に入り冬を迎えます。この頃になると新しく伸びた枝の樹皮は冬越しが出来るよう成熟しています。