ブラックティー バラ-濃い茶色で高温になると朱色が魅力-イパネマおやじ
ブラック ティー (Black Tea) は、冬の剪定の際には、休眠期の樹高を全体の1/2程度に切り戻しする。夏の剪定は2/3程度を目安にします。
茶バラとも呼ばれる暗赤色の個性的な花
- 夏は燃えるような朱色、秋は深く魅惑的な暗赤色の紅茶のような色合い、気温によって色合いが変化します。
- 枝はトゲが多く充実しにくい。特に冬の寒さで枯れこむこともあるので要注意。
- 花首が長くて花もちもよいので、切り花にも向いている品種です。
- 枝変わりに「つるブラック・ティー」があります。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。うどんこ病が発生しやすいので、1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
- うどんこ病の防除→うどんこ病は、農薬などの殺虫剤や薬剤と育てる環境によって予防することができます。
- 育て方の注意点は2つあります。その一つは、株や葉の密集を避けて風通しをよくして、適度な湿度と日当たりを確保すること、そして二つ目は水はけのよい土壌を常に保ちます。
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個性的なこのバラに代わる品種は数少ない
- 作出国:日本
- 作出年:1973年
- 作出者:岡本寛次郎 氏
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Hawaii × {Aztec × (Goldilocks × Fashion)}
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(14cm・花弁数26~40枚)
- 香り:中香
- 樹形:直立性
- 樹高:130cm
- 撮影:生田緑地ばら苑・2014年10月、神代植物公園・バラ園・2015年5月
花枝が真っ直ぐで切り花として人気のあるバラ
バラ園の風景:春の花菜ガーデンにて
園芸メモ:一年草⇒1年以内に種子から発芽、生長、開花、結実をして枯れる草本。春にタネまきをして冬までに枯れる、春まき一年草(非耐寒性1年草)、秋にタネまきをして翌春に開花して夏までに枯れる、秋まき一年草(耐寒性1年草)がある。春まきは、アサガオやヒマワリ、秋まきにはスイートピーやパンジーなどがある。