プリンセスアレキサンドラオブケント バラ-しなやかな枝と大輪花-イパネマおやじ
プリンセス アレキサンドラ オブ ケント (Princess Alexandra of Kent) は、明るいローズ色の大輪咲きですが、初期はカップ形で、開花が進むとロゼット咲きに変わります。
明るいローズ色で大輪のバラ
- 外側のソフトピンクの覆輪が、内側のピンクを包みこむようになるバラ。
- 花首は細くはないが、大輪房咲きのため重さでうつむきかげんに咲きます。
- 樹形はまとまりが悪い、シュートは弧を描き下垂します。
- 枝はトゲが多いが、しなやかで扱いやすい。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。
- 薬剤散布の前に⇒健全に生育している植物は、耐性も強く回復力も高いといえます。病害虫対策を考えるとき、つい薬剤に頼ってしまいますが、まずはそのバラが弱ってきた原因を同時に考える必要もあります。
- 園芸品種のバラは原種に比べて耐病性、耐害虫性が弱い傾向にあるので、最近では予防的なオーガニック栽培も増えてきています。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
エリザベス2世の従兄弟でバラ愛好家の王女にちなんだ花名
- 作出国:イギリス
- 作出年:2007年
- 作出者:David Austin
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:実生 × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:カップ咲き~ロゼット咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数41枚+)
- 香り:強香(ティー系からフルーツ香、そしてブラックカラント香へと変わる)
- 樹形:シュラブ(横張りタイプ)
- 樹高:130cm
- 撮影:京成バラ園 2014年10月、2016年5月
大輪の房咲きで花の重みで枝垂れ気味に咲く
バラ園の風景:
園芸メモ・栽培用語:アイキャッチャー⇒人目を引く目的で、花壇などにおく植物や、装飾品、照明などの演出用のもの。