春風 バラ-濃ローズ色の表弁に対して裏弁は黄色のバイカラー-イパネマおやじ
春風 (Harukaze) は、枝が弓状に伸びるシュラブ樹形の横張りタイプの株立ちです。枝が元気に250cmにも伸びるので、つるバラとして壁面やトレリスに誘引しても映えます。匍匐する性質を利用してグランドカバーとして育てるのもよいですね。
数少ない早咲きのランブラー系統
- 数輪の房咲きになることが多く、花つき花もちがよい。
- 開花時期が最も早いランブラー品種の一つです。
- 花枝は短く、弓状に匍匐するように長く伸びるつるバラ。
- 枝は細くてしなやかで、扱いやすく誘引がしやすいつるバラ。
- 自然樹形では、大きなドーム状に生育します。
- 樹勢がとても強く耐病性にも優れている。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には強い。うどんこ病対策として薬剤の定期散布は必要です。
※ バラの手入れや病害虫防除⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をチェックしてください。
春風はトゲが少なく扱いやすいシュラブ樹形
- 作出国:日本
- 作出年:1985年
- 作出者:鈴木省三 氏 (京成バラ園芸)
- 系統:[Cl] クライミング
- 交配親:Charleston × Rosa luciae(トゲなし個体)
- 咲き方:一季咲き
- 花形:丸弁抱え咲き
- 花径:中輪(7cm・花弁数13~34枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月
少し枝垂れて咲くので石垣などに誘引すると効果的
バラ園の風景:初夏のつるバラの手入れ風景
園芸メモ・バラの栽培用語:ワーディアンケース⇒寒さや乾燥から植物を守るために入れる、ガラスやプラスティックのケースのこと。