羽衣 バラ-大輪咲きのつるバラで透明感のあるピンク色-イパネマおやじ
羽衣 (Hagoromo) は、四季咲き性に優れているつるバラ品種で、温度などの環境が適切ならば、シーズンを通して繰り返して咲き続けます。耐寒性があり、寒冷地などでも他のつるバラと比べて枝の生育がよい。
清涼なピンク色で大輪咲きのつるバラ
- 数輪の房咲きになり、花つきがよく花もちは中程度。
- 寒冷地での栽培にも適応しやすいつるバラ。
- 羽衣は丈夫に生育し樹勢も強い。
- 悪条件にも耐えるので、株が大きくなれば無農薬でも栽培が可能です。
- 微かな青リンゴのようなフルーツ香がある。
- 枝は中くらいの太さで、しなやかさがあり誘引しやすい。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には強い。うどんこ病の対策は、月間3~4回の薬剤散布が必要です。
枝が細くしなやかなので好みのパターンに仕立てやすい
- 作出国:日本
- 作出年:1970年
- 作出者:鈴木省三 氏 (京成バラ園芸)
- 系統:[LCl] 大輪咲きクライミング・ローズ
- 交配親:Aztec の実生 × New Dawn の実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(12cm・花弁数13~34枚)
- 香り:中香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:生田緑地ばら苑、神代植物公園 2015年5月
株が大きく生長すれば無農薬栽培も可能なつるバラ
バラ園の風景:横浜・山下公園のバラ園
園芸メモ・バラの栽培用語:矮性(わいせい)⇒草丈が低い性質。突然変異や生長ホルモンの異常、温度や光などの環境条件などによっても生じる。草丈を元の半分以下に品種改良したものを矮性植物、矮性種(土ワーフタイプ)と呼びます。