芳純 バラ-香りの木バラと呼ばれる程の芳香を持った品種-イパネマおやじ
芳純 (Hoh-Jun) は、日本の”バラの父”といわれる、鈴木省三氏の作出した品種です。大輪咲きの華やかな濃いピンク色の半剣弁高芯咲きで、花弁の開きも大きくてボリューム感いっぱい・・魅惑のバラです。
濃い目のピンクで藤色のようなバラ
- 房咲きになり多くの花をつける多花性のバラ。
- 弁端が、軽く波打ち濃淡の脈が入ることもある。
- 株は横張り性でコンパクトな樹形にまとまり、強健に生育する。
- 春から秋にかけて温度が適するれば咲き続けます。
- 調香師から高い評価を受ける芳香品種です。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。
- うどんこ病の防除→発生しやすい状況
- 5~6月、9~10月頃
- 気温が18~25度
- 空気が乾燥している
- 窒素分の多い肥料を施し過ぎている
- 株間や葉が密集している、風通しの悪い場所(ベランダなど)
- うどんこ病は植物全般にかかりやすい病気です。防止するためには、 花や葉っぱが白くなるので、定期的に様子を見ていれば、早期発見ができる病気でもあります。うどんこ病を見つけたとき、迅速に対処できるように薬剤などを普段から準備しておきましょう。
※ バラの手入れや病害虫防除⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をチェックしてください。
爽やかさとまろやかさのある素晴らしい芳香
- 作出国:日本
- 作出年:1981年
- 作出者:鈴木省三
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Granada × Kronenbourg
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数17~30枚)
- 香り:強香(ダマスク香)
- 樹形:直立性
- 樹高:110cm
- 撮影:生田緑地ばら苑・2014年10月、神代植物公園・2015年5月
コンパクトな樹形にまとまるので鉢栽培にも適する
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ロックガーデン⇒砂礫や岩石を使って作る庭や花壇。石や岩を配置して、その間に植物を植えていくもの。一般的には、水はけがよい土壌なので、高山植物や山野草の栽培が適している。