メルヘンケニギン バラ-コンテスト用として人気の高い整形花-イパネマおやじ
メルヘンケニギン (Marchenkonigin) はバラのコンテスト用としても人気があります。桃色の剣弁高芯咲きで、花芯がキリッと巻き花形が整っていて、モダンローズのベスト5に入るという評価をされています。
13cm以上になる大輪花で、雨などに打たれるとシミができやすいのは淡色系バラの宿命ともいえます。基本的な手入れさえすれば、初心者でも整形花が育てられる可能性は高いといえます。剣弁高芯咲きの品種が好きな人には、お勧めのバラです。
桃色で外弁の巻きが可愛いらしいバラ
- 直立性の樹形は枝が長く伸びて、花つき花もちがよい。
- 弁質がよく花もちはよいが、雨に直接打たれるとシミが出やすい。
- ベイサル・シュートの発生も多く、真っ直ぐによく伸びる。
- 整形花と評価されるだけに、コンテスト用として使われるバラ。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布をすれば、順調な生育が期待できます。
- バラの病気に同じ薬剤を使用し続けていると効きにくくなる場合があります(薬剤耐性菌の出現)。回避するためには、種類(作用性)の異なる殺菌剤のローテーション散布が必要です。
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剣弁高芯咲きの整形花が次々と咲き続ける
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1985年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Royal Highness × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数26~40枚)
- 香り:微香
- 樹形:半直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月
栽培しやすく初心者にもお勧めのバラ
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:スパイラル⇒花の中心から花弁が巻かれ、渦を巻いたような形になる花形のこと。