モダンタイムス バラ-ローズ色の地色に白色の絞りが入る-イパネマおやじ
モダンタイムス (Modern Times) は、数あるバラの品種の中でも珍しい品種で、その特長は花弁の地色に「絞り」という色柄が入ることです。整った剣弁高芯咲きのハイブリッドティー系統です。香りは殆んどありませんが、微かに程度の香りがします。小ぶりながら数輪の房咲きになり、花つきはよい品種です。
ローズ色のベースに白の鮮やかな絞りが入る
- 花つきがよく、多くの花を咲かせるバラ。
- 白色の絞りは安定していて、美しい花色で咲きます。
- 枝が細く葉が少ないので、全体的にまばらな印象を受けるが、古枝や細い枝にも、よく花をつける。
- トゲが少ないので切り花にも適するバラ。
- 大きく育てるためには、保熱効果のある良質な土壌を選び、常に観察して肥料を施すことが必要です。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い。黒星病には普通。どちらも定期的な薬剤散布は必要。
- うどんこ病の防除⇒発生しやすい状況
- 5~6月、9~10月頃
- 気温が18~25度
- 空気が乾燥している
- 窒素分の多い肥料を施し過ぎている
- 株間や葉が密集している、風通しの悪い場所(ベランダなど)
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細い花首には不釣合いなほどの大輪花を咲かせる
- 作出国:オランダ
- 作出年:1951年
- 作出者:Gysbert Verbeek
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Better Times の枝変わり
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:半直立性
- 樹高:130cm
- 撮影:横浜イングリッシュガーデン2014年10月・2016年5月
突然に模様のない単色の花が咲く事もあるので、枝元から切り取る
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ステム⇒花枝のこと。主幹となる枝から伸びてきた、花を付ける枝のこと。ステムの長さは、品種により異なります。