ミントマリーゴールド ハーブ-マリーゴールドの仲間で寒さに強い-イパネマおやじ

ミントマリーゴールド (Mexican marigold) は、比較的寒さに強いマリーゴールドの仲間です。他に咲く花が少なくなる秋に、茎の先端から直径1cmくらいの黄色い小花を咲かせます。葉は幅の狭い被針形で、鋭い銀歯縁を持っています。

ミントマリーゴールドはキク科マンジュウギク属です

夏~秋に明るい黄色の花を次々に咲かせる

  • 分類:キク科マンジュギク属 / 原産地:メキシコ
  • 学名:Tagetes lucida
  • 別名:メキシカン・タラゴン (和名:ニオイマンジュギク)
  • 英名:Mexican marigold,  Mexican tarragon,
  • 多年草(実勢は1年草として栽培)・半耐寒性(~-5℃)/ 草丈:70~100cm
  • 開花期:9月~12月中旬 / 栽培方法:地植え、鉢植え
  • 特徴
  • 香りがタラゴンに似ているのでメキシカン・タラゴンとも呼ばれ、代用として料理にも使われます。同じ仲間に、強いレモンの香りがする、レモンマリーゴールドがあります。
  • 根からの分泌液がナメクジやネマトーダ(センチュウ)を寄せつけない効果があり、花壇や畑に他の植物と混植するとよいでしょう。

ミントマリーゴールドはキク科の多年草

肥料は適量を施す方が生育がよくなる

  • 適応
  • 解熱、血圧降下、健胃、整腸、利尿
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • タラゴンを甘くした香りがあり、料理に利用する
  • 用土
  • 水はけの良い土壌を好みます。腐葉土3:赤玉土7の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 肥料
  • 長い間、花を咲かせるので肥料切れを起こさないように、9月から1週間に1回は液体肥料を与えますが、生育が衰えたり花が咲かなくなった場合は、肥料を与えないでください。
  • タネまき
  • タネまきの適時期は4月です。
  • タネは大きめで蒔きやすく、発芽率も高く発芽日数も比較的短いので育てやすいハーブです。
  • 発芽温度は15~20℃で、本葉が8枚ほどの苗に生長したら先端から2節あたりで芽先を切り落とします。こうすると脇から芽が出てきて、ボリュームのある草姿になります。
  • 苗床で管理して、霜の降る時期を過ぎた5~6月に植え付けます。
  • 挿し芽
  • 種子から殖やした方が、苗の大きさが揃うので花壇用には向いています。
  • 花の咲いていない茎を切って、土に挿しても簡単に根付きます。
  • タネまきのシーズン(適時期4月)を外してしまった時は、この方法で苗を作ると良いでしょう。
  • 植え付け
  • 適時期は5~6月です。
  • 本葉が8枚ほどの苗に生長したら先端から2節あたりで芽先を切り落とします。こうすると脇から芽が出てきて、ボリュームのある草姿になります。
  • 苗床で管理して、霜の降る時期を過ぎた5~6月に植え付けます。

草丈は70~100cm

ハーブの仕切りライン

夏までに摘芯するとコンパクトに仕立てられる

  • 水やり
  • 土の表面が白く乾いたらタップリと、水やりしてください。
  • 気温が高い時期は乾燥して、ハダニが付きやすいので葉にもタップリと水をかけて予防しましょう。
  • 手入れ
  • 半耐寒性ですから冬場は株元に腐葉土やワラなどを敷き、防寒対策をしてやりましょう。
  • 花が咲き終わった茎は、三分の一くらい切り戻すと、長い期間にわたり花を楽しめます。
  • 生長してくると、枝や花の重みで倒れやすくなるので、支柱を立てましょう。
  • 摘芯・剪定→初夏までに、1~2回摘芯して枝分かれをさせます。
  • 大株になってくるので、摘芯と剪定作業で高さを調整しましょう。枯れた花は、マメに取り除きましょう。
  • 病気→立ち枯れ病 苗の時期に発生しやすい病気です。タネを蒔く用土は清潔な状態に保ちましょう。
  • 害虫→ハダニ 高温乾燥の時期に発生する事があります。

※ ハーブの栽培手入れ→トップページ「ハーブ植物の栽培上手」をクリックしてください。

  • 収穫
  • 収穫期は9月~12月中旬です。
  • 葉と花を採取します。タラゴンの代わりに料理に利用します。
  • 花は比較的寒さに強く、水持ちが良いので、初冬の時期に切り花に使えます。葉と花を乾燥させてポプリなどにするのもよいですね。
  • 日当たり
  • 日当たりの良い場所を好みます。

ハーブの仕切りライン