ルーピング バラ-早咲きで可憐な印象のクライミングローズ-イパネマおやじ
ルーピング (Looping) は、つるバラには珍しい花色のアプリコットカラーの中大輪サイズの半剣弁高芯咲きです。
つるバラ品種には珍しいアプリコット色
- 数輪の房咲きで、春の花つきはよく花もちもよいつるバラ。
- 開花後の花色は、やや褪色しやすい。
- シュートの発生は多く、直立に伸びる。強健性で育てやすいつるバラ。
- 枝は少々堅いが、ポールやフェンス、オベリスクに適している。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布をするとともに、株をよく観察して日々の小まめな管理チェックをしましょう。
- クライミング樹形のバラは、家の壁や広い壁面、アーチなどの高さスペースのある場所に誘引するのが適しています。
- 冬季の休眠期に入ったら、土を替えて元肥をすき込み、支柱への誘引を整えておきましょう。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
早咲き性に優れ伸長力のある品種
- 作出国:フランス
- 作出年:1977年
- 作出者:Marie-Louise (Louisette) Meilland
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:[Zambra × Zambra] × {[MALcair × Danse des Sylphes] × [Cocktail(Meilland, 1957) × Cocktail(Meilland, 1957)]} × Royal Gold gibt ein
- 咲き方:返り咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数17~40枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:250cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2015年5月
少し褪色は早いが花もちがよい
バラ園の風景:横浜・アメリカ山公園
園芸メモ・バラの栽培用語:ガリカ⇒オールド・ローズ最古の系統の一つ。約2000年前の古代ローマ時代には栽培されていた。ヨーロッパを代表する原種とされ、赤バラの先祖としても重要な系統です。この原種が多く栽培されていたフランス南部の地方を、古くはガリカ地方と呼んでいたことから、ガリカ・ローズの名前が付いている。