ローラ バラ-樹勢が強くシュートの発生が活発で育てやすい-イパネマおやじ
ローラ (Laura) は、花弁の表が朱色で裏面が薄い黄色になるバイカラーの個性的な花色をしています。時間を掛けて、ゆったりと大輪の花を開かせるバラです。
朱橙色の花色にキリッと整った花形が美しい
- 1輪~数輪の房咲きになり、花つき花もちがより。
- 耐寒・耐暑性に優れている強健種。
- 花名はコロンビア大使婦人の名にちなむ(別名Laura’81)
- 枝変わりに表弁の色が濃くなるHT種の「あかつき」という品種がある。
- 耐病性は、うこんこ病には普通。黒星病には弱い。うどんこ病対策としても、月間3回以上の薬剤散布をしておけば、病害の発生は少ない。
- 黒星病の防除⇒黒星病は、新しい葉には感染しません。理由は新しい葉は水をはじき付着することが無いからです。黒星病は葉面が濡れていないと感染しないので、春の終わりや秋季の18~25℃位になる少し前に、枝葉の混みあっている部分の枝を刈り取って、風通しをよくしておくと、風が通り葉が乾燥して予防効果が高くなります。
- 試しに、雨後にバラの枝を軽く揺さぶって水を払い落とすだけでも、かなりの効果があります。この時期は予防薬と治療薬を、月間で交互に実施します。見つけたらすぐに病気の葉を取り除き、落葉している葉も一緒に処分します。そして薬剤散布を3日間隔で、3~4回繰り返します。
- それでも治まらずに全ての葉が落ちてしまったら、枯れた葉や細い枝を切り取り、軽く切り戻しましょう。(地面に落ちた病気の葉は放置せずに処分する)そして、カリ肥料を多めに施して予防しましょう。
花つき花もちがよいので長く楽しめる花
- 品種名:ローラ Laura 別名:ローラ ’81
- 作出国:フランス
- 作出年:1981年
- 作出者:Marie-Louise (Louisette) Meilland
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:(Pharaoh × Konigin der Rosen) × {(Suspense × Suspense) × King’s Ransom}
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:130cm
- 撮影:生田緑地ばら苑・2014年6月、神代植物公園・2015年5月
強く太いシュートを発生させて大株に生長する
バラ園の風景:
園芸メモ:芽欠き⇒必要のない脇芽を、適度に取り除くこと。栄養分が分散されたり、枝が込み合って風通しや日当たりが悪くなるのを防ぐために行う。