桃香 バラ-13cmものピンク色の巨大輪花でローズ色の覆輪が入る-イパネマおやじ
桃香 (Momoka) は、HT種だが数輪の房咲きになることもある。フルーティーな芳香があり丈夫に育ちますが、うどんこ病には弱いので病害虫の防除には注意を払いましょう。
桃色で剣弁高芯咲きの整ったバラ
- 花つきが旺盛で、次々と花を咲かせるバラ。
- 花弁が薄く、花もちはよくない。
- 咲き進むと弁端がローズピンクに染まり、コントラストがより美しくなります。
- 株立ちも多く、株が丈夫に育ってくると、1枝に3~5輪の花をつけます。
- このバラの個性は、強いフルーツ系の芳香があることです。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い。黒星病には普通。黒星病の防除にも月間3~4回の定期薬剤散布は必要です。
- うどんこ病の防除⇒日当たりと風通しのよい環境を確保することと、チッ素肥料の施しすぎに注意しましょう。うどんこ病は、自然治癒する病気です。初期段階であれば、重曹などを溶かした水を散布することでカビの繁殖を抑え、自然治癒を促すことができます。特に夏や冬の期間は治癒力が高くなるので見つけ次第駆除していきましょう。
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桃香は旺盛に枝を伸ばして多くの花をつける
- 作出国:日本
- 作出年:2003年
- 作出者:武内俊介 氏 (京成バラ園芸)
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:実生 × Shumpoh
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数17~35枚)
- 香り:強香(フルーティー香)
- 樹形:半直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:京成バラ園・2014年5月 大船植物園・2015年4月
甘くて強い魅力のある芳香をもつ
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:保水性⇒水分を吸収し、保持する性質のこと。土の水もちのこと。