アイスバーグ バラ-フロリバンダ系統を代表する名花の一つ-イパネマおやじ
アイスバーグ (Iceberg) は、秋咲きが特に花つきがよく、長い期間を楽しめます。高温期になると、全体に少しピンク色を帯びてきます。フロリバンダ系統を代表する最高傑作の一つと評価される名花です。
春から秋のシーズンを通して花つきがよい
- 数輪から大房になって、花つきがとてもよい。
- 枝は細くしなやかで、うつむき気味に広がるように伸びる。
- 若株の時期はベーサル・シュートが発生するが古株になると、発生しなくなる。古株になっても長く花を咲かせ続ける。
- トゲが少なく、強健で日陰でも丈夫に育つ。葉は照り葉で明るい緑色。
- 1955年ADR受賞、1958年 NRS金賞受賞、1983年世界バラ会連合殿堂入り。
- 耐病性は、うどんこ病・黒星病ともに普通。
- 薬剤散布⇒月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。強健種でも月間1回程度の薬剤散布をしておく方がより順調な生育が期待できる。
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房咲きになり株全体を覆うほどの多くの花を咲かせる
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1958年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:Robin Hood × Virgo
- 咲き方:四季咲き
- 花形:八重平咲き
- 花径:中輪(6cm・花弁数17~25枚)
- 香り:中香(ティーローズ香)
- 樹形:半横張り性
- 樹高:120cm
- 撮影:相模北公園・京成バラ園・2014年10月、生田緑地ばら苑・神代植物公園・2015年5月
花弁に厚みがあり雨などによる傷みが少ない
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:腐植質(ふしょくしつ)⇒落葉や木片などの枯死した植物体が、土壌の生物によって分解されて出来た物質。通気性、保水性、排水性に富み、植物の栽培に適した団粒構造の土を作る。