アブラカダブラ バラ-開花と共に花色が微妙に変化するHT種-イパネマおやじ
アブラカダブラ (Abracadabra) は、開花とともに花色が変化して花名の通りに、アラビアンの魔法で産まれたような、不思議で魅力的な色彩です。
開花が進むにつれクリーム色からピンク色に変化する
- 他の品種に先駆けて開花する、早咲きの品種です。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には弱い。
- 黒星病の防除⇒黒星病防除の基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。黒星病の菌は土中に潜みます。
- 土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるとされます。落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。
- 肥料管理ではチッ素過多にならないよう、バランスの良い肥料やりを心がけます。鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにしましょう。
- 同名のバラがあるので混同にご注意⇒参考:類似品種・アブラカダブラ Abracadabra 作出:ドイツ 2001年 Kordes [F] フロリバンダ種
樹形がコンパクトにまとまるので鉢植えにも適する
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1991年に、William A. Warriner が作出
- 作出者:1993年に、Jackson & Perkins Co. が発表
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:White Masterpiece × Tribute
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(12cm・花弁数30~35枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:120cm
- 撮影:谷津バラ園 2015年5月
早咲きの品種で他に先駆けて咲く
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:プランター⇒長方形の栽培用の容器。