アルテシモ バラ-鮮やかな赤色一重咲きのつるバラ-イパネマおやじ
アルテシモ (Altissimo) は、数輪の房咲きになり花つきは中程度です。花もちは少々悪いが完全な四季咲きです。育てやすさは、評価できますが、枝が太くて堅く、トゲが多いので誘引には手間がかかります。
ベルベットのような光沢がある緋赤色のつるバラ
- 2~3輪の房咲きになり、花つきもよい大輪咲きのつるバラ。
- 花茎もしっかりして強健な大輪咲きのつるバラ。
- 早咲き品種で、弁質が厚く長期間開花するが花つきが少ないのが残前なつるバラ。
- 丸弁一重咲きで花弁数は5~8枚。雄しべの黄色い葯が赤色の花弁に映える。
- シュートは多く発生する。枝はトゲが多く太くて堅いが、剪定で枝の長さをコントロールすればフェンスやオベリスクに適する。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の病害虫対策の定期的な薬剤散布は必要です。
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枝が堅くて太いので誘引がむつかしい
- 作出国:フランス
- 作出年:1966年
- 作出者:G. Delbard
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:Ténor × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:丸弁一重咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 伸長:250cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月
アルテシモは大輪咲きのクライミングローズ
バラ園の風景:横浜・アメリカ山公園
園芸メモ・バラの栽培用語:肥料焼け⇒肥料の施しすぎ、または濃度が高すぎて植物に悪影響を及ぼすこと。濃すぎる肥料は、浸透圧で根の水分を奪うので、根を傷めたり枯れる原因となる。施しすぎには要注意です。(同義=肥料障害、肥料負け、肥やけ)