イングリッシュヘリテージ バラ-カップ咲きの整った花びら-イパネマおやじ
イングリッシュヘリテージ (English Heritage) は、 イングリッシュローズの魅力の一つ、素晴らしい芳香があります。フルーツ香は一定のものではなく、実に多彩は芳香が交じり合っています。アプリコットやリンゴ、更にピーチなど様々な香りが混在して楽しませてくれるバラです。
ピンク色の花びらが行儀よく並んだカップ咲き
- 花つきがとてもよく、数輪の房咲きになります。ただし、花もちはあまりよくない。
- 強いフルーツ系の芳香は、ミルラ香にフルーツとハチミツのような香りを持つ。
- ほぼ完全な四季咲き性、夏剪定の時期を早めて秋の開花に備えましょう
- 秋は開花までの日数が長く掛かるので、夏の剪定を早めに行いましょう。
- 枝変わり品種に、白色のローズ マリー(Rose Marie)があります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。順調な生育のために月間3~4回の薬剤散布は必要。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
花がらを摘まないでおくと良質のローズヒップが実る
- 作出国:イギリス
- 作出年:1984年
- 作出者:David Austin
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:実生 × (Iceberg × Wife of Bath)
- 咲き方:四季~返り咲き
- 花形:カップ咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数26~40枚)
- 香り:強香(フルーツ香)
- 樹形:シュラブ(冬に剪定して自立させるか / 小型のつるバラとして誘引する)
- 樹高:140cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年6月
フルーツ系の強い芳香がある
バラ園の風景:春の京成バラ園
園芸メモ・バラの栽培用語:夏の追肥⇒四季咲き性品種や若い苗に施します。適期:8月下旬~9月上旬です。秋の開花に備えて、四季咲き性の品種や若い苗に施します。お礼肥と同様に施します。株元に固形の発酵油かす150~250gです。
夏の剪定の半月くらい前に施しておくと剪定後の芽吹きが順調になります。樹勢に応じて分量を調整しますが、”普通の樹勢”、”やや樹勢が弱い”のは、少し多めに与えましょう。枝の黒変や落葉など、夏の暑さで弱っている株には秋の回復を待ってから、液体肥料を施してから回復を待ちながら固体肥料に切り替えましょう。