ウルマーミュンスター バラ-濃赤色の丸弁抱え咲き花もちがよい-イパネマおやじ
ウルマーミュンスター (Ulmer Munster) は、本来作出されたヨーロッパでは半つる性のシュラブ系統だが、国内では300cm以上にも伸長するので、つるバラとして仕立てることが多い品種です。
つる性だが四季咲き性なので春から秋まで楽しめる
- つるバラのように仕立てる際には、枝が太いので、”ポール”や”オベリスク”などの、台座に巻きつける仕立てには適していません。”フェンス”や”スクリーン”のように張りつけて使う方が適しています。
- 短く切り詰めて立ち性(ブッシュ・ローズ)としても使えますが、つるバラで扱うのがよいでしょう。
- ウルマー・ミュンスターは、花つきは少ないが弁質がよく花もちがよいバラ。
- 咲き方は、四季咲き性に近く、シュートの咲きに数輪ずつ花をつけ晩秋まで咲き続けます。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の薬剤散布をしましょう。
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濃緑色の葉は半光沢で花とのコントラストが美しい
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1982年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[S] シュラブ
- 交配親:Sympathie × 実生
- 咲き方:四季~返り咲き
- 花形:丸弁抱え咲き
- 花径:大輪(9cm・花弁数27~35枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月
晩秋まで繰り返し花をつけ楽しませてくれる
バラ園の風景:横浜地方気象台の近くにある公園
園芸メモ・バラの栽培用語:ブルーイング⇒赤色の花弁が、時間の経過と共に表面が青みを帯びること。赤い色素のアントシアニンが、酸度の変化や吸着する金属によって反応するため。