天の川 バラ-フロリバンダの中でも珍しい一重咲き-イパネマおやじ
天の川 (Amanogawa) は、星のような花形をしています。枝が細くて充実するのに時間を要しますが、黒星病にとても強く栽培しやすい面もあるバラです。夜の天空を川が流れているような、星空の色を連想させる花色とは思いませんか。
天の川は黄色の一重咲きで弁質がよいバラ
- 天の川は、数輪の房咲きになり花つきはよいが、花枝が細く花もちはよくありません。
- 咲き進むと花色が白く褪せてくるバラです。
- 一重咲きで花弁質がよく、咲きすすむと花弁が反り返る。
- 生育が緩やかで枝がしっかりするまで時間がかかるので、根気よく育てましょう。
- 1963年ハンブルグ国際コンクールで日本初の入賞品種。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には非常に強い。定期的な薬剤散布を欠かさないようにしましょう。
- うっどんこ病の原因は、土壌や落葉の中で繁殖するカビです。そのカビは、ウドンコカビ科の子嚢菌(しのうきん)と呼ばれ、もともと森林の土の中や落ち葉などに生息しています。森の土の中や落葉、倒木などに生息し、目に見えないほどの大きさなので、風に飛ばされて植物に付着し、増殖します。高い気温と低い湿度の環境を好み、生きた植物の葉の養分を吸って繁殖します。
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強い横張り性で少しかたよって伸びやすい
- 作出国:日本
- 作出年:1956年
- 作出者:鈴木省三 氏
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:Golden Scepter の実生 × 無名の実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:一重咲き
- 花径:中輪(7cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:横張り性
- 樹高:60cm
- 撮影:谷津バラ園、生田緑地ばら苑 2015年6月・10月
冬の枝枯れや病気には注意が必要です
バラ園の風景:
園芸メモ:植え替え⇒鉢やプランターで長期間にわたり植物を栽培していると、根詰まりを起こしたり土壌が劣化したり、栄養分が不足してくる等を解消するために行う。