栄光 バラ-名花ピースの子供で花色や良質な性質を継いだバラ-イパネマおやじ
栄光 (Eikoh) は、咲き進むと共に徐々に退色していきます。交配親が、20世紀を代表する傑作品種のピース-Peace です。基本カラーの黄色から、開花が進むにしたがって、弁端が少しずつ桃色になり、そして濃いローズ色へと変化します。
花色が多彩に変化するバラ
- 栄光は花つきがよく、早咲きのバラです。
- 枝は淡い緑色で、葉も黄緑色から緑色。トゲは少なめです。
- 栄光は枝が充実しにくい、樹形は直立性。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに弱い性質。定期的な薬剤散布が必要です。
- うどんこ病は、初期段階であれば自然治癒する病気です。重曹などを溶かした水を散布することでカビの繁殖を抑え、自然治癒を促すことができます。特に夏や冬の期間は治癒力が高くなるので見つけ次第駆除していきます。
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耐寒性がないので枝が枯れ込みやすくなる
- 作出国:日本
- 作出年:1978年
- 作出者:鈴木省三 氏
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:(Peace × Charleston) × Kagayaki
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:巨大輪(13cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:直立性
- 樹高:140~160cm
- 撮影:京成バラ園・2014年10月、神代植物公園・2015年5月
色変わりする様子が美しいバラ
バラ園の風景:
園芸メモ:腋芽⇒葉の付け根や、幹や茎の途中から出る芽のこと。通常は、枝の先端にある頂芽(ちょうが)が分泌する植物ホルモンのオーキシンにより、生育が抑えられている。摘心(てきしん)により頂芽が切り取られると、勢いよく生長をはじめます。(同義=脇芽・側芽)