ザダークレディ バラ-花弁が盛り上がりボタン・アイになる-イパネマおやじ
ザ ダークレディ (The Dard Lady) の特徴は、同じ赤紫色系の仲間の中では最も大輪サイズの品種です。もうひとつはボタン・アイという花形で、ロゼット咲きの花弁は少しずつ盛り上がり、弁芯の近くの花弁がさらに内側に巻き込むようにして、ボタンのような形になります。これは、オールドローズやイングリッシュローズなどのクラシカルな品種だけにみられる特徴です。
赤紫色系のイングリッシュローズで一番の大輪
- 咲き始めはロゼット咲きで、徐々に花弁が盛り上がりボタン・アイが現れます。
- 半横張り性の樹形で枝は堅く、枝数が少ないので古枝を大切に育てます。
- イングリッシュローズのわりに枝が太く、トゲが大きく数も多い。
- 夏季や暖地では花色が浅くなります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。
- バラの栽培をする時に、最も悩みが多いのが、うどんこ病と黒星病の防除です。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。病気に強い品種も月間1回程度の薬剤散布をすれば、より順調な生育が期待できる。
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葉は大きめになり明緑色で光沢がある
- 品種名:ザ ダーク レディ The Dark Lady
- 作出国:イギリス
- 作出年:1991年
- 作出者:David C.H. Austin
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:Mary Rose × Prospero
- 咲き方:四季咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:大輪(花弁数・41+)
- 香り:強香(ダマスク系オールドローズ香)
- 樹形:半横張り性
- 樹高:150cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2017年5月
強いオールドローズ香のシャープな芳香がある
バラ園の風景:春の生田緑地ばら苑
園芸メモ・バラの栽培用語:耐病性⇒病気に対する抵抗力。