カナリーバード バラ-黄色い一重咲きで野生種の強さ-イパネマおやじ
- カナリーバード (Canary Bird) は、1911年にイギリスで作出(発見)されたシュラブ系統の品種です。交配親が原種Rosa xanthina(ローザ キサンティナ)とその他で、中国北部から韓国が原産のバラです。
- Canary Bird という花名で、異なる品種がもう一つあります。それは1945年にイギリスで作出されていますが、作出者不明でローザ・キサンティナ(Rosa xanthina)または、ローザ・ヒューゴース(Rosa hugonis)の交雑とされています。
早春になると他のバラに先駆けて咲く
- ドイツのサンガーハウゼン バラ園でのみ栽培されていた品種。
- 葉脇から伸びた短い花茎に1輪ずつ開花します。
- 茶褐色の枝は細くてよく伸びるが下垂する。
- 夏季に高温が続くと枝が枯れこむことがある。
- 冬剪定は枯れ枝を切り取り、枝先を整える程度の弱い剪定に留めます。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。10日に1回以上の定期的な薬剤散布が必要です。
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樹勢は強いが耐暑性は少し弱い
- 品種名:カナリー バード Canary Bird
- 作出国:イギリス
- 作出年:1911年
- 作出者:William Paul & Son
- 系統:[S] シュラブ (Hybrid Rubiginosa)
- 交配親:詳細不詳 (Rosa xanthina f. hugonis × Rosa xanthina f. spontanea ともわれる)
- 咲き方:一季咲き
- 花形:平咲き
- 花径:小輪(3cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:シュラブ
- 樹高:150cm
- 撮影:野津田バラ園 2017年5月
枝から短い花首を伸ばしてズラリ並んで開花する
バラ園の風景:初夏の野津田バラ園にて
園芸メモ・バラの栽培用語:照り葉⇒葉の表がワックスを塗ったように光沢があること。