パープルスプレンダー バラ-貴重なフロリバンダ系大輪花-イパネマおやじ
パープルスプレンダー (Purple Splendour) は、赤紫色の丸弁カップ咲きのバラです。今の時期はソロソロ梅雨も明けて本格的な夏に突入します。強烈な太陽が照りつける、高温期はバラも夏バテ防止の対策が必要です。梅雨が明けると乾期になり、毎日の水やりは欠かせません。
魅惑の花色はオールドローズのガリカ系の特徴を受け継いでいます
- 1輪~数輪の房咲きになり、花つきは普通、花もちはよくない。
- 枝振りは少し粗めだが、全体にコンパクトな樹形になります。
- 夏季の高温期には、地植えのバラにも1日1回の水やりをしたいものです。
- 梅雨明けの時期になると、雨が少なくなり地面が乾き、全体的に病気の発生は減るが、これからはハダニには要注意です。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には弱い。
- 黒星病は、雨水の跳ね返りなどにより病原菌が葉から侵入する病気です。まずは健康な状態を保つことが病害虫の被害を受けにくくなります。
- 施肥を定期的に行うことが黒星病予防には有効な手段です。雨の降りかからない場所では発生しないので、可能な限り軒下やビニールハウス内で栽培をするのも有効な方法です。
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花弁の端が細かく波打つようにヒラヒラになる
- 品種名:パープル スプレンダー Purple Splendour
- 作出国:イギリス
- 作出年:1976年
- 作出者:Edward Burton Le grice
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:News × Overture
- 咲き方:四季咲き
- 花形:波状弁カップ咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数17~40枚)
- 香り:中香(ティー香)
- 樹形:半直立性
- 樹高:100cm
- 撮影:横浜市 Y 氏宅 2017年5月
秋になり冷涼になるとより深みのある赤紫色になる
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:摘蕾(てきらい)⇒蕾のうちに花を摘み取って、開花する花数を減らす剪定作業の一つ。(花を咲かせることで、栄養を使いすぎて株を弱らせないため)株が若くて小さいうちは、花を咲かせるよりも株の充実を優先するために、全ての蕾を摘み取ることもある程です。