紅玉 バラ-濃赤色の抱えるようなカップ咲きのバラ-イパネマおやじ
紅玉 (Kougyoku) は、クライミング・ポリアンサ系統の品種です。とても強健で長い枝をグングン伸ばします。品種のポリアンサ(Pol)とは「たくさんの花」という意味です。非常に花つきがよく、ほとんどの品種が四季咲き木立ち性です。
花色や花形の種類が少ないことから、人気のある品種群とまでは評価されませんでしたが、近年は”耐寒性が高い”、”花壇用品種としての適性”などの面から人気が出てきているようです。
シュートの付け根から先端まで多くの花をつける
- 丸い球状の深いカップ咲きです。
- 数輪が房咲きになり、とても花つきがよい。
- シュートの発生が活発で、全体に花枝を伸ばします。
- オレンジ品種の「珠玉」の枝変わりです。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には強い。
- うどんこ病の対策⇒ツボミや葉、新芽の一部がうどん粉のような白い粉が着いているのがあったらうどん粉病です。白い粉のようなものは、カビの一種です。
- ツボミや新芽は萎縮してしまいますが黒星病のように落葉することはありません。しかし、株の生育が著しく衰えるので放置はしないで、発症した部位を取り除き早めの対処をしましょう。
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春の花後は秋になると返り咲く
- 品種名:紅玉(こうぎょく) Kougyoku
- 作出国:日本
- 作出年:2011年
- 作出者:河合伸志 氏
- 系統:[Cl Pol] クライミング・ポリアンサ
- 交配親:Shugyoku の枝変わり
- 咲き方:返り咲き
- 花形:カップ咲き
- 花径:小輪(4cm・花弁数41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
枝は細めで柔らかくトゲも少ないので誘引がしやすい
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:直立性⇒木立性品種のシュートを上へ向かって伸長しようとする性質。