スパニッシュビューティー バラ-弁端が波打ち優雅な雰囲気-イパネマおやじ
スパニッシュビューティー (Spanish Beauty) は、20世紀の初期に作出された古い品種ですが、現在もそのエレガントな雰囲気で人気のある品種です。
桃色で花弁の裏は濃い目の色合いに
- 春になると、どのバラよりも早い時期に咲く、早咲き性です。
- 数輪の房になり、花つきがよい多花性。
- アーチや高所の壁面などに誘引すると映えます。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い。黒星病には普通。1週間~10日に1回の定期的な薬剤散布は必要。
- ツボミや葉、新芽の一部がうどん粉のような白い粉が着いているのがあったらうどん粉病です。白い粉のようなものは、カビの一種です。
- うどんこ病の原因は、土中や落葉に潜っている糸状菌をいわれるカビです。風に飛ばされて、植物に付着して増殖します。
- もし発病してしまったら、うどんこ病は水が苦手なので、シャワーなどで発病した部分をよく流して、カビの層を薄くしてから消毒を行うようにすると効果が上がります。
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やや下垂して開花するので見上げるような仕立てにすると美しい
- 品種名:スパニッシュ ビューティー Spanish Beauty
- 作出国:スペイン
- 作出年:1927年
- 作出者:Pedro (Pere) Dot
- 系統:[LCl] ラージ・フラワード・クライマー
- 交配親:Frau Karl Druschki × Château Clos Vougeot
- 咲き方:一季咲き
- 花形:半八重丸弁平咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数9~16枚)
- 香り:強香
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
新梢はよく伸長してトゲが無く扱いやすい品種
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:人口受粉⇒人為的に花粉を雌しべの柱頭につけて受粉させること。