春芳 バラ-淡桃色の整った剣弁高芯咲きHT種-イパネマおやじ
春芳 (Shunpoh) は、上品な淡い桃色の花色と整った花姿が特徴のハイブリットティー系統です。強い香りが拡散して周囲にティー香を漂わせます。
花枝が長いので切り花にも適する
- ほとんど1輪咲きで、花つきは中程度です。
- シュートの発生が活発で大株に育ちます。
- 夏の剪定で秋の花をより美しく咲かせる。8月下旬~9月10日頃に弱い剪定をします。
- 花の咲かない枝や弱った枝を切り戻し、春の開花枝を少し切り詰める弱剪定です。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。
- 薬剤散布といえば、殺菌剤を使用するわけですが、これには予防剤と治療剤の2種類があります。
- 病気の予防を目的に使用するのが予防剤、植物が病気に罹ったら使用するのが治療剤です。
- 治療剤の場合は、日常から使用しても予防効果は殆んどありません。一般的に薬剤散布をするというのは、予防剤を用いて日常から防除をすることを意味します。
※ バラの手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
強健なので半日陰でも丈夫に育つ
- 品種名:春芳(しゅんぽう) Shunpoh
- 作出国:日本
- 作出年:1987年
- 作出者:鈴木省三 氏(京成バラ園芸)
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Perfume Delight × (Blue Moon × Intermezzo)
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(13cm・花弁数・17~25枚)
- 香り:強香(ティー系)
- 樹形:直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:野津田バラ園 2017年5月
花弁数が少いので開きは早い
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:クォータロゼット咲き⇒花形の一種で、ロゼット咲きの花芯が4つに割れるような咲き方のこと。