カーディナル バラ-朱色を帯びた赤色大輪花-イパネマおやじ
カーディナル (Kardinal) は、切り花向けの赤バラ品種です。花形の整った花弁は、花もちがよく美しい姿を楽しませてくれます。
赤色系の品種の中で最も切り花用としての評価が高い
- 1~2輪の房咲きになり、花つき花もちがよい品種です。
- ブラインド・シュートが少なく、若木のうちから花つきがよい。(仮にブラインド・シュートが発生しても、開花を諦めずに何度かピンチを繰り返えすと葉が増えて、ステムが長くなりツボミが付くような丈夫な枝に育ちます)
- 新しいシュートの発生は少ないが、古枝にもよく花をつけます。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要です。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
- 定期的な薬剤散布は必要ですが、それに加えて最近では予防的なオーガニック栽培も増えてきています。その一つが、バラの周辺に害虫の忌避効果や病気に対して抗菌効果のあるコンパニオンプランツを植えることで、病害虫の発生や蔓延を防ごうという方法です。
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ステムが長く花弁の質もよく開花もユッタリとしている
- 品種名:カーディナル
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1985年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Flamingo × 未発表
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(12cm・花弁数30~35枚)
- 香り:中香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:140cm
- 撮影:京成バラ園 2017年10月
特にツボミの花容が美しい
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:色変わり⇒咲き始めから、咲き終わりまでの間に花色が変化すること。