そどおり姫(衣通姫) バラ-姫の美しさを表現したような花容|イパネマおやじ
そどおり姫 (Sodori Hime) は、花径14cmほどの巨大輪だが樹勢が弱く初心者には少し育てにくい品種。花形は剣弁高芯咲きで、コンテストにも利用される整形花です。
古典的ハイブリッドティー種の美しさがある
- ほとんどが1輪咲きで、花つきは中程度です。
- 主に四季咲き性バラの、日常管理の中でも最も大切な作業の一つが、ピンチ(摘心)です。ピンチとは枝先を摘み取ることで、葉腋(ようえき)から新しい枝を伸ばすことです。これはツボミを摘む→「摘蕾」も兼ねることになります。
- 四季咲き品種は、次々とツボミをつけて花を咲かせるので、つるバラや一季咲きの品種と比べると、株全体の生長が遅れ気味になります。しかし、葉や枝を増やすことで、丈夫な株に育っていくので、まずツボミを摘んで花を咲かせずに、株を育てることが大切です。
- 生長して堅くなった枝をピンチする場合は、剪定ハサミを使いますが、これを「ハード・ピンチ」、柔らかい枝先を手で摘み取るのを「ソフト・ピンチ」といいます。ソフト・ピンチは爪を立てないで、指先でソッと摘み取るのがコツです。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
コンパクトな樹形で鉢栽培にも向いています
- 品種名:そどおり姫(衣通姫) Sodori Hine
- 作出国:日本
- 作出年:1975年
- 作出者:小野寺透 氏
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配:White Knight White Prince
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:巨大輪(14cm・花弁数17~34枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:110cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年10月
耐寒性が弱く、寒冷だと完全に開花しきれないこともある
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:アーチ⇒伸長するつるバラの枝を支える枠。半円状で支柱の下をくぐれるように仕立てたもの。