コッペリア バラ-クリーム色の生地に弁芯が濃い黄色でピンクの覆輪-イパネマおやじ
コッペリア (Coppelia) は、名花として名高いピースの直系の子供で、その影響は花姿や株立ちによく現れています。
花枝が長くて真っ直ぐに伸長してトゲも少ない
- 基本は1輪咲きになり、枝は真っ直ぐに伸長する直立性です。
- 花弁が大きく、雨などにより傷みやすい。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
- 園芸メモ→ポット苗を育てる
- ポット苗を地植えにする場合
- 苗が園芸店などで流通する10月~翌年の2月の時期に、購入した苗がポットに植えられている場合は、芽が動いていることもあるので、根鉢を崩さないように注意して植え付けます。
- 裸苗の場合は、山形に土を盛った上に、根を広げた状態の苗を植え付けます。植え穴には、よく耕して堆肥や油かす180g、骨粉180gを混ぜ込んでおきます。
- 植え終わったら、水をタップリと与えましょう。植え付け作業をする時間帯は、午前中に行うのが理想ですが、午後に植えた場合は翌日の午前中にタップリと水を与えます。
- ポット苗を鉢植えで育てる場合
- 6~10号鉢の鉢底にゴロ石を敷いたら、赤玉土(中粒)6:赤土1:もみ穀くん炭1:ピートモス2の配合をした用土を利用します。(基本の1例ですから、代用品でも可)
- 苗の芽が伸びている場合は、根鉢を崩さないように植え付けます。
- 苗の芽が伸びていない場合は、地植えの裸苗と同様に、土を崩して根を広げるようにして植え付けましょう。
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葉は明るい緑色で葉数は茂るほど多くはない
- 品種名:コッペリア Coppelia
- 作出国:フランス
- 作出年:1952年
- 作出者:Francis Meilland
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配:Peace × Europa
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁杯状咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数25~28枚)
- 香り:中香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:100cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
交配親のピースの影響を色濃く受け継いだ品種
バラ園の風景:
- 園芸メモ・バラの栽培用語:ミニチュア⇒
- 原種ロサ・キネンシスの矮性種(わいせいしゅ)などから交配された系統。
- 花径2~6cm、樹高50cm未満のコンパクトなバラのこと。
- ブッシュローズ品種群に分類、鉢植えにも適する。