ヘルモサ バラ-原種系チャイナで可愛らしいカップ咲き-イパネマおやじ
ヘルモサ (Hermosa) は、春先の咲き始めには少し剣弁気味で、やがて丸弁のカップ咲きになって開花します。
19世紀の前半に作出されたオールドローズ
- 数輪の房咲きになり、花つきのとてもよい品種。
- 原種系チャイナながら、花弁数の多いカップ咲きは意外なほど、可愛らしく整っています。
- 花枝は短いが、樹形がまとまり花もちがよいので切り花で長く楽しめる。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。但し病気に強い品種でも、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をすることで、より順調な生長が促進されます。
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- 園芸メモ:チャイナ系統→
- 中国原産のロサ・キネンシスが起源の一連の品種群です。オールドローズの品種群の一系統に分類されます。
- ロサ・キネンシスは完全な四季咲き性という貴重な性質を持っているので、ヨーロッパで様々な交配が試みられ、モダンローズ誕生の基礎となっています。
- 現在では、四季咲き性が当然のように思われていますが、その誕生にはチャイナ系統の存在があったらこそといえます。
- 花色は赤やピンク色が中心で、樹形はコンパクトなものが多いですね。
コンパクトで育てやすくオールドローズ初心者に適する
- 品種名:ヘルモサ Hermosa
- 作出国:フランス
- 作出年:1832年
- 作出者:Marchesseau
- 系統:[Ch] チャイナ
- 交配:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:カップ咲き
- 花径:中輪(7cm・花弁数26~40枚)
- 香り:微香〔ティー香)
- 樹形:半横張り性
- 樹高:90cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
柔らかい花姿で晩秋まで繰り返し開花させます
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:葉焼け⇒紫外線が強すぎたり、日陰から急に日当たりの場所へ移動させた場合に、葉先や葉の縁、葉脈の間などが白や褐色に変化する症状。