ロサキネンシス バラ-濃いローズ色で半八重咲きの原種-イパネマおやじ
ロサ キネンシス(Rosa chinensis)は、多くのバラ品種の交配親となるオールド・ローズです。「庚申ばら」のつる性種です。
枝はしなやかで細いが丈夫な性質
- 数輪の房咲きになり、花つき花もちは普通。
- 別名を「庚申ばら」とも呼びます。庚申とは、道教の守庚申から、干支の庚申(かのえ・さる)の年または日の禁忌行事を伴う信仰のことで、ほぼ2ヶ月に1回くる。春後も四季を通じて咲くことから呼ばれたものと思われます。当時としては、四季咲き品種は存在せず、とても珍しいバラだったのでしょうね。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。春から秋の生育期には、月間3~4回の薬剤散布は必要です。
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つる性だが春以降も返り咲く
- 作出国:〔原産地・中国)
- 作出年:1789年以前
- 作出者:
- 系統:[Sp] 原種
- 交配:
- 咲き方:返り咲き
- 花形:半八重咲き
- 花径:小輪(5cm・花弁数7~15枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:400cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2018年5月
葉は明緑色で照り葉
バラ園の風景:
園芸メモ:仮植え(かりうえ)⇒定植地に既に作物が植えられていたり、作業する季節が不適切などの理由で、植えつけ場所にすぐに植えられないとき、仮の場所に一時的に苗や苗木を植えておくこと。