秋まきの一年草・二年草 季節の花-春に花壇を賑わせる花を植える-イパネマおやじ
秋にタネを蒔く一年草は、春になって楽しむためのものです。先月までは、半袖姿で夏日だ、猛暑だと天気予報をみながら、暑さが話題になることが多かった時期も、気がつけば炬燵を何時引っ張り出そうかと考える季節になってきましたね。もうすぐ霜も降るので、秋まき・秋植えの草花の植え付け時期も過ぎてしまうので、皆さん急いで作業してくださいよ。ア~ッ忙しゃぁ~・・・。
春に花を咲かせる秋まきに適した花を育てる
- キンギョソウ: ゴマノハグサ科キンギョソウ属 英名・Snapdragon 学名・Antirrhinum
- 一年生草本 / 非耐寒性
- タネまき:9月~10月中旬
- 植え付け:9月~11月 春が3月
- 開花時期:9月中旬~11月上旬 春が4月中旬~7月中旬
- 地中海沿岸の原産で、金魚に似た花が穂状に咲きます。新しい園芸品種が作出され、八重咲きやベル咲きなどの変わり品種も出回っています。花色は、白色・ピンク色・黄色・オレンジ・赤色などがあります。
耐寒性のある品種でも霜には要注意
- エキウム・ヴルガレ:ムラサキ科 シャゼンムラサキ属 英名・Blueweed 学名・Echium vulgare
- タネまき:9月~10月中旬
- 植え付け:9月~11月 春が3月
- 開花時期:4月中旬~7月中旬 秋が9月中旬~11月上旬
- 近縁種
- エキウム・プランタギネウム :英名・Paterson’s cures 学名・Echium plantagineum
- 道端や海岸近くの野原に自生して、草丈20~60cm。全草が白い毛で覆われている。青紫色の花は、ハーブとしても利用され、お菓子用や砂糖漬け、サラダの彩りなどにも用いられます。
- キンセンカ:キク科キンセンカ属 英名・Pot marigold 学名・Calendula officinalis
- 一年生草本
- タネまき:9月~10月
- 植え付け:11月~12月
- 開花時期:3月~5月
- 近縁種
- 一般的に広く栽培されているのは、キンセンカといえば、当ページ掲載のカレンデュラ・オフィシナリスです。
- カレンデュラ・アルウェンシス(C. arvensis)→元々この種がキンセンカという和名で呼ばれていました。ヒメキンセンカとも呼ばれる。
- 別名は、カレンデュラ、ポットマリーゴールドとも呼ばれます。南ヨーロッパに約15種類が自生する草花です。秋にタネをまいて春に開花する、秋まきの一年草です。
- クリサンセマム・パルドサム(ノース・ポール):キク科レウカンセマム属 英名・Snow daisy 学名・Chrysanthemum paludosumx
- 一年生草本 / 耐寒性
- タネまき:9月中旬~10月中旬→仮植え~定植・10月下旬~12月上旬
- 植え付け:11月下旬~3月
- 開花時期:2月~5月
- 一般的には秋まきの一年草・二年草として扱われるが、寒冷地では春まきも可能です。寒さに強く、初冬でも定植可能だが霜柱の被害には注意しましょう。
冬の冷え込み前に株を丈夫に育てておく
- クリサンセマム・ムルチコーレ:キク科コレオステフス属 英名・なし 学名・Coleostephus mycoris (旧学名・Chrysanthemum multicaule )
- 一年生草本 / 半耐寒性
- タネまき:9月下旬~10月
- 植え付け:9月下旬~10月
- 開花時期:4月~6月
- 葉が茂ると、風通しが悪くなり株が弱ってしまいます。枯れた葉は小マメに摘み取ります。株が一定の高さまで生長したら、先端を摘み取ると、脇芽が出てボリュームがある草姿になります。
- スイートピー:マメ科レンリソウ属 英名・Sweet pea 学名・Lathyrus odoratus
- 一年生草本 / 耐寒性
- タネまき:10月
- 植え付け:11月~12月中旬
- 開花時期:4月中旬~6月中旬
- 茎は自立せず、巻きひげを他のものみ絡ませながら、茎が上へ伸びていきます。茎は3mにも及び先端に3~5輪の花を咲かせます。高性種は草丈が伸びると、株が倒れてしまうので、3月頃に支柱を設けるとよい。
草花のガーデン風景: