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- カリブラコア (Calibrachoa) は、春先に開花すると、晩秋までの長い間を咲き続けます。草丈10~40cmで、立ち性種と這い性種の2つのタイプがあります。ナス科の一年草あるいは多年草です。しかし、耐寒性が劣り冬を越せないので、本来の多年草ではなく一年草として扱われています。
- 花は、ペニチュアによく似た花形で、花径2~3cmの花冠は5裂してオレンジ色、白、黄、ピンク、赤、複色など多彩な種があります。ペニチュア属から分離して後、カリブラコア属では多くの品種改良が行われ、ペニチュアには無い豊富な花色のものやペニチュアとカリブラコアの交雑種も流通しています。ペニチュアのミニ版という雰囲気ですね。
ナス科の植物の連作は避けましょう
- 分類:ナス科カリブラコア属 / 原産地:南アメリカ
- 別名:小輪ペニチュア、カリブラコアハイブリッド
- 学名:Calibrachoa × hybrida
- 英名:Calibrachoa
- 園芸分類:一年生・多年草 / 耐寒性(やや弱い)耐暑性(やや弱い)
- 草丈10~40:cm
- 開花期:4月~11月 /
- 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)※鉢植えがお奨めです、
- 特徴
- カリブラコアの仲間は、ブラジル南部、チリ、ペルーなどの南米に約28種が分布しています。植物分類上では元々はペチュニア属に含められていましたが、遺伝子研究が進み染色体数が異なるということで、2005年にカリブラコア属に分類されました。
- 今では多数ある品種ですが、改良が始まったのは最近のことです。日本のサントリーが世界に先駆けて1980年代に、品種改良したハイブリッド種を作出しました。1990年代になると、多くの園芸品種の作出が始まり、現在では多数の品種が流通しています。
- 近縁種
- カリブラコア ハイブリッド(Calibrachoa x hybrida)→日本のサントリーが1980年代に作出。1990年代に最初の園芸品種(Million BellsR serie Suntory 1992)が作られた。現在では、非常に多くの園芸品種が作出されている。多年草、場合によっては一年草又は二年草。匍匐して広がり、草丈7cm程で多彩な花色がある。ペニチュアやサフィニアより耐寒性が優れる。
- ヒメツクバネアサガオ (C. parviflora)→北米やオーストラリアに自生している帰化植物。一年草または短命の多年草。草丈15cm未満でマット状に広がる、漏斗形の花冠で、ピンク~青紫色で長さ5~9mmの萼を持つ。
- Calibrachoa pubescens →ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイに分布する。多年草、亜低木。草丈20~30cmで、花柄は長さ9~26mm。花色は黄色で、花冠は筒状で漏斗形で長さ8~12mmの基部は黄紫色。
- 園芸品種
- 「ミリオン・ベル」シリーズ、「リリカシャワー」シリーズ等、その他多くの品種が有ります。
弱酸性土壌を好む
- 用土 水はけのよい弱酸性土壌を好みます。
- 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)5:腐葉土2:酸度調整済みピートモス3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、掘り上げた土に対して酸度調整済みピートモス2割と腐葉土2割を混ぜ込んでおきます。(水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割混ぜ込む)
- 肥料
- 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3~11月の間に、2ケ月に1~2回リン酸分の多い緩効性化成肥料を置肥する。そして2週間に1回液体肥料を施します。
- 地植えの場合、植え付ける前に元肥としてリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、3~11月の間に、2ケ月に1~2回リン酸分の多い緩効性化成肥料を置肥する。そして2週間に1回液体肥料を施します。
- 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部に撒きます。
- 植え付け
- 苗の植え付け適期は、春が3月中旬~5月、秋は9月です。
- 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷き植え付けます。植え付け直後にタップリの水を施します。
- 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径も2倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、先程から用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
- 植え替え
- 適期は、4~6月です。無事に冬越しさせた株を植え替えましょう。
- 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、、年1回を目安に行いましょう。新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
- 挿し芽
- 適期は、5~6月、秋は9月です。冬季には、フレーム内や室内に取り込んで防寒しましょう。
地植えは日当たりのよい場所に定植する
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
- 真夏は夕方に、鉢中と鉢の外側全体にタップリと水をかけて夜間温度を下げるようにします。通常の季節は朝方に施しましょう。
- 手入れ
- 摘芯→苗の植え付け時に、先端を摘芯しておくと分枝が活発になり、多くの花を咲かせます。
- 花がら摘み→花後の枯れた花や葉は、放置しないで早めに摘み取りましょう。
- 病気→灰色かび病
- 害虫→アブラムシ
- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 地植えの場合、植えつける前に日当たりをチェックしてから定植しましょう。