シェフレラの植え付け期は5~9月 観葉植物-イパネマおやじ
- シェフレラは、台湾、中国南部を原産地とする常緑性低木です。熱帯アジアからオセアニアそして世界の熱帯、温帯地域に約150種が分布しています。原産地では、樹高が10mにも及ぶ高木に生長します。日光が大好きで、半日陰などの日当たりのよくない場所でも育ちます。ただし、長期間になると葉の艶が衰え葉数も減るので、日当たりのよい場所で育てるのが適しています。
- シェフレラは、商業施設の片隅などでよく見かける観葉植物ですね。広く栽培される理由は、熱帯・亜熱帯性の植物としてはやや耐寒性があることで、約3℃までは耐えます。温度管理の難しい、観葉植物の中でも管理栽培が容易な品種といえます。
寒さに弱いので鉢栽培で育てる
- 分類:ウコギ科フカノキ(シェフレラ)属 / 原産地:台湾、中国南部
- 別名:カポック、フカノキ、ホンコンカポック
- 学名:Schefflera
- 園芸分類:常緑性低木 / 耐寒性(やや強い 3℃)、耐暑性(強い)
- 草丈・樹高:20~150cm(原産地では3~10m)
- 苗の植え付け・植え替え適期:5月~9月
- 挿し木・取り木適期:5月~8月
- 開花期:観葉植物
- 栽培方法:鉢植え、盆栽 ※記載している各適期は暖地での目安です。
- 特徴
- シェフレラの仲間は、園芸品種も含めて多くの品種がありますが、広く普及しているのは、シェフレラ・アルポリコラと、それを元に改良された園芸品種群です。流通市場などで「シェフレラ」というと、シェフレラ・アルポリコラを指していることが多いです。
- 近縁種・類似種
- シェフレラは別名を、「カポックノキ」とも呼ばれこともありますが、これは葉が細長い楕円形で、シェフレラとよく似ているのが理由ですが、本来カポックノキはパン科の植物で、ウコギ科の当種とは別科の異なる植物です。よく見比べると、掌状に広がる葉の付き方が似ている程度で、そんなに似ているわけではありません。
とても丈夫で育てやすい観葉植物
- 用土 あまり土壌を選らばず丈夫に育つ
- 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 肥料 肥料の吸収が早く急生長するので多肥は避ける
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷いて定植した後の施肥は、5月~10月中旬に、1~2ケ月に1回、観葉植物用の緩効性化成肥料を置肥します。(冬季に室内に取り込んで、新芽が出た場合は施肥を続ける)
- 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏(7月~8月)や冬季(休眠期)の施肥は控えます。(一般的な共通ポイント)
- 植え付け
- 苗の植え付け適期は、5月~9月です。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷き定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
植え替えは早めに行いよく根を張らせる
- 植え替え
- 適期は、5月~9月です。
- 鉢植えの場合、株や根の生長が早いので、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、1~2年に1回を目安に行いましょう。新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
- 増やし方
- 挿し木で増やす→適期は、5月~8月です。発根するまでに約1ケ月です。(9月まで可能だが早めにして根をよく張らせる:挿し木の手順 サイト内ページ)
- 取り木で増やす→適期は、5月~8月です。一般的には、手間がかかりむつかしいので、あまり行われません。(参考のために詳細:サイト内ページ)
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。生長期の5月~9月と、特に夏季は水を欲しがるので切らさないようにタップリと施しましょう。
- 過湿に弱いので、休眠期(冬季)は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
- 手入れ
- 冬の管理→室内に取り込むわけですが、暖房の効き過ぎた部屋などに置くと落葉することがあります。屋内でも、北側は避けて下限温度が3~5℃以上の場所に置きましょう。
- 切り戻し→枝が伸長して、樹形がアンバランスになったり乱れた場合は、適時に切り戻します。
- 支柱たて→樹高が伸長すると、枝が掌状に広がるので支柱を立てて枝を固定しましょう。
- 害虫→カイガラムシ、ハダニ
- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 半日陰でも育つが、長く置くと株が弱ってくるので明るい半日陰に置き、適宜直射日光の当たる場所で日に当てましょう。
春のガーデン風景: