クィーンエリザベス バラ-自然なピンクの花色で強健性が備わる-イパネマおやじ
クィーン エリザベス(Queen Elizabeth)は、ほとんど手が掛からない強健種です。2年目から次々とツボミが上がって、株を覆いつくすほど花つきがよい。
グランディフローラ系統の第一号品種
- 弁質がよく、花もちがよいバラ。
- 年数が経過してくるとベーサル・シュートが出にくくなるが、そのかわり古枝にも花が咲きます。
- 耐寒・耐暑性に優れていて、厳しい環境条件でも生き残る品種なので初心者の栽培にも適している。
- 樹形は直立性で、樹勢が強く成株になると200cmを越すものもあります。
- 悪条件でも耐えて生き残り、栽培がしやすいので初心者にも向いている。
- 花名はエリザベス女王にちなんでいるが、イギリス王室非公認。
- 世界ばら会連合の”栄誉の殿堂入りのバラ”です。
- 枝変わりに「つるクィーン・エリザベス」の他に、花色が変わった「ホワイト・クィーン・エリザベス」、「大宮人」、「イエロー・クィーン・エリザベス」、「コーラル・クィーン・エリザベス」のほかにも2種類があります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通、月に3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要です。
※ バラの手入れや病害虫の防除→トップページ「園芸・作業」をクリックしてください。
樹勢が強く耐寒・耐暑性にすぐれた品種
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1951年に、Dr. Walter E. Lammerts が作出
- 作出者:1954年に、Germain’s が発表
- 系統:[Gr] グランディフローラ
- 交配親:Chalotte Armstorong × Floradora
- 咲き方:四季咲き
- 花形:丸弁高芯咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数26~40枚)
- 香り:微香
- 樹形:直立性
- 樹高:190cm
- 撮影:生田緑地ばら苑・2014年6月 神代植物公園・2015年5月
強健で厳しい環境にも耐えて咲く
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:グランディフローラ⇒ハイブリッドティー種とフロリバンダ種の交配によりアメリカで誕生した系統。大輪ながらも花つきがよく、樹勢も強健な品種が多い。ハイブリッドティー種との区別が付きづらいことから、この品種を認めていない国もあります。