クロッサンドラ 季節の花-通年で茎上部の葉腋から花柄を出す-イパネマおやじ

クロッサンドラ (Crossandra) は、インド、スリランカ原産の常緑低木です。一見すると、葉や花の形は草本植物のようです。ハイビスカスのような明緑色の鞘状の苞の中から、黄橙色の花を見せます。小型の鉢物として人気があります。

クロッサンドラは低木です

小型の鉢物として人気がある

  • 分類:キツネノマゴ科ヘリトリオシベ(クロッサンドラ)属 / 原産地:インド、スリランカ
  • 別名:クロサンドラ、狐の日傘、へりとりおしべ(縁鳥雄蕊)
  • 学名:Crossandra
  • 園芸分類:常緑低木 / 耐寒性(弱い 下限10℃)耐暑性(普通)
  • 樹高:20~100cm(品種により異なる)
  • 苗の植え付け・植え替え適期:4月~6月
  • タネまき適期:4月中旬~5月下旬(移植・5月下旬~6月)
  • 挿し木適期:4月中旬~6月
  • 開花期:5月中旬~10月 
  • 栽培方法:コンテナ(鉢植え、プランター) 
  • ※記載している各適期は温暖地での目安です。
  • 特徴
  • クロッサンドラは、インド、マダガスカル、熱帯アフリカに約50種が分布する低木です。
  • 近縁種
  • クロッサンドラ・インフンディブリフォルミス(Crossandra infundibuliformis)→インド、スリランカ原産の原種。常緑低木で、樹高20~80cm。和名は、狐の日傘、ジョウゴバナ。クロッサンドラの名前で流通している多くは当品種の園芸品種です。
  • クロッサンドラ・プンゲンス(C. pungens)→南アフリカ原産の原種。葉脈に沿って銀色の縞模様が入る。花色は黄色。

クロッサンドラは熱帯植物です

寒さに弱いので鉢植えで育てる

  • 用土 水はけのよい土壌を好みます
  • 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
  • 肥料 
  • 鉢植えの場合、定植後の施肥は、5月~10月(生長期)に、1~2ケ月に1回化成肥料を置肥します。
  • 肥料の3要素は、チッ素分(主に葉を生長させる)、リン酸分(花や実を生長)、カリウム分(根を生長)です。(一般的な共通ポイント)
  • 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏や冬の施肥は控えます。(一般的な共通ポイント)

クロッサンドラはインド原産です

  • タネまき
  • 適期は、4月中旬~5月下旬(移植・5月下旬~6月)です。箱まきかポットまきにします。箱まきの場合は本葉が2~3枚になったらポットに仮植えします。ポットに根が回ったら花壇や鉢に定植します。ポットまきも同様に、根が回ったら花壇や鉢に移植します。
  • 植え付け
  • 鉢植えの場合、適期は、4月~6月です。
  • 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 植え替え
  • 鉢植えの場合、適期は、4月~6月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために年に1回を目安に行いましょう。根鉢を軽く崩して1/3程古い土を取り除き、新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
  • 挿し木
  • 適期は、4月中旬~6月です。新しい枝先を3節程の長さで切り取り、5~7cmの挿し穂を作ります。(挿し木:サイト内詳細ページ

クロッサンドラは寒さに弱い植物

植物仕切り線大

夏の直射日光は避け日当たりのよい場所で育てる

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、休眠期は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 手入れ
  • 剪定→花後の花序は、小まめに切り取りましょう。
  • 害虫→カイガラムシ
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。
  • 真夏の直射日光に当たると葉焼けを起こすので、鉢を明るい日陰へ移動させましょう。
  • 10月下旬~11月以後は、鉢植えを室内へ移して日当たりのよい窓際などに置いて管理しましょう。(耐寒性は下限が8℃前後)

植物仕切り線大