金のなる木 観葉植物-縁起の良い名前の多肉植物-イパネマおやじ

金のなる木 (Money tree) は、厚みのある多肉質な葉と個性的な株姿で人気のある多肉植物です。ぷっくらとした葉っぱが可愛らしい金のなる木。「幸運を招く」という縁起のよい花言葉をもっています。厚みのある葉は、2~3cmの卵形か長円形で表面は、滑らかで光沢があります。葉色は基本的に緑色ですが、白やピンクの斑が入る品種もあります。南アフリカ原産なので、寒さには弱いので、地植えで育てるよりコンテナ栽培が一般的です。

金のなる木

寒さに弱いのでコンテナで育てる

  • 分類:ベンケイソウ科クラッスラ属 / 原産地:南アフリカ
  • 別名:クラッスラ、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)、ナリキンソウ(成金草)
  • 学名:Crassula ovata (=Crassula portulacea)
  • 園芸分類:常緑低木 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:20~30cm(原産地では1~3m)
  • 苗の植え付け:4月~6月、9月~10月
  • 植え替え:4月~6月、9月~10月
  • 挿し木:5月~9月
  • 開花期:11月~2月
  • 栽培方法:コンテナ(植木鉢、プランター) 
  • ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • 金のなる木は、南アフリカの東海岸にかけての、岩の多い乾燥地帯に分布しています。ベンケイソウ科クラッスラ属の常緑低木です。日常で見かけるのは、可愛らしい小さな鉢植えですが、国内でも温室栽培や原産地の南アフリカでは樹高が1~3mになります。
  • 渡来したのは昭和初期で、和名はフチベニベンケイですが、流通しているのは「金のなる木」として広く定着しています。冬になると、淡いピンク色の5弁花を咲かせます。
  • 近縁種(園芸品種)
  • 金のなる木・花月錦 (Crassula portulacea ‘kagetsunishiki’)→葉に白斑が入る種と薄黄色の斑が入る種がある。白斑が入る種は、葉縁が淡いローズピンク色になる。
  • 金のなる木・桜花月 (Crassula portulacea ‘Sakurakagetsu’)→多くのツボミを付け、よく開花する矮性種。ピンク色の花を咲かせ、葉の縁に赤味が入る。

多肉植物

植え付けは春から秋で真夏日は避ける

  • 用土
  • コンテナの場合、市販の多肉植物用培養土または赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト:2の割合で混ぜ込んだ、水はけのよい土を使います。
  • 肥料 多肥を嫌います 
  • コンテナの場合、植え付けの際には鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、生育期の4月~10月、規定量1/2の緩効性化成肥料を2ケ月に1回、または薄めの液体肥料を月に2~3回施します。
  • 植物の根や葉に、直接肥料が触れないように注意します。真夏(7月~8月)や冬季(休眠期)の施肥は控えめにします。

別名はクラッスラです

  • 植え付け
  • 適期は、4月~6月、9月~10月です。
  • コンテナの場合、鉢底石を敷き、根鉢の根を傷めないように根鉢を1/3程軽く崩す程度で、古い土を落としてから植え付けます。「用土」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに入れます。土と根をなじませて定植したら、植え付け直後にタップリの水を施します。
  • 植え替え
  • 適期は、4月~6月、9月~10月です。植え替えの必要が無い品種もあるので、購入時に確認しましょう。
  • コンテナの場合、根詰まりを取り除いて通気をよくするために、2~3年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い土を取り除き、新しい用土を入れた1回り大きな容器に植え替えます。
  • 根腐れを起こしている場合、古い土を全て取り除き、腐った部分をナイフで切り取ったら数日間は、風通しのよい場所に置いて乾燥させ、適したサイズの容器に植え替えます。
  • 挿し木 
  • 適期は、5月~9月です。長さ10cm程の挿し穂を用意して、下葉を取り除いて用土に挿します。砂や多肉植物用の土などの、乾燥した用土に挿し、水やりを控えていると発根します。
  • 葉挿し
  • 葉っぱを付け根から取って、砂などの用土の上に置いておくだけで発根します。葉が小さいと時間がかかるので、3cm以上の大きめのサイズを使うと生長が早いです。

花言葉は一攫千金

植物仕切り線大

日当たりのよい場所を好む

  • 水やり
  • 多肉質の茎葉にタップリと水を蓄えているので、乾燥には強いです。
  • コンテナの場合、春~秋の生長期は土の表面が乾いたらタップリと水を施します。冬は月に2~3回程度の控えめに施しましょう。
  • 手入れ
  • 切り戻し→4月~10月に、長く伸び過ぎた枝茎を切り戻し樹形を整えます。
  • 病気・害虫→特になし
  • 日当たり
  • 年間を通して日当たりのよい場所に置きましょう。但し、斑入りの品種は日焼けしやすいので、7月~9月頃までは半日陰に移動させましょう。
  • 日当たりが悪いと、葉色が鮮やかさを失い枝茎が徒長します。
  • 晩秋を過ぎたら、霜に当たらないよう室内に取り込みます。

植物仕切り線大