ナス 野菜-ベランダでも育てられる野菜-イパネマおやじ

ナス(茄子)は高温性の野菜で、夏の暑さや多湿にも強く、比較的強くて育てやすい植物です。なすの品種は、とても多く果実の形状や味も多岐に富んでいます。料理の使い方にあわせて、苗選びをしましょう。

ナス

ナス科の野菜の連作は避ける

  • 分類:ナス科ナス属 / 原産地:インド東部
  • 別名:(漢字表記:茄子)
  • 学名:Solanum melongena
  • 園芸分類:一年草(原産地では多年草)/ 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:150cm
  • タネまき:2月~3月(苗の植えつけ適期にあわせる)
  • 苗の植え付け:4月下旬~5月上旬
  • 開花期:6月~8月
  • 収穫期:開花後の15~20日
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

特徴:長ナスは、細長い形で肉質がしまっていて、キメ細かいです。中長ナスは、果皮が薄く栽培しやすく着果がよく収穫量が多いです。一般的に、ナスはタネから育てるのが難しく、ナス科の野菜の連作に適していないので、初心者は接ぎ木苗を購入して育てるのがお奨めです。

畑の茄子

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)
  • 打ち身、捻挫などの湿布用
  • 料理・飲み物で楽しむ
  • 煮物、漬物、焼き物、炒め物
  • 用土
  • コンテナの場合、深めの10号鉢で、市販の野菜用培養土または赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。酸性土壌が苦手なので、本来赤玉土は弱酸性ですが少量だけ苦土石灰を混ぜ込みます(用土1L当り3~5g)
  • 地植えの場合、植え付けの2週間程前に、深さ30cm以上に土を耕して苦土石灰を混ぜ込んでおきます(1㎡当り100~200g)さらに、植えつけの1週間程前に、土壌改良用の牛ふん堆肥または腐葉土を(1㎡当り3~4kg)混ぜ込んでおきます。さらに畝立ての前に、緩効性化成肥料(1㎡当たり150g)と過リン酸石灰(1㎡当たり30g)を混ぜ込んでおきます。
  • 畝立て
  • 土作りが完了したら、畝を立てます。畝幅は1条まきは50cm、2条まきは80cm、高さは20~30cmが適当です。水が溜まらないようにうねは平らに作ります。表面をマルチで覆い、60cm間隔でマルチに植え付け用の穴を空けます。
  • 肥料 肥料不足になると雄しべが雌しべより短くなり、白く変色する
  • コンテナの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料(用土10L当たり10~30g)を混ぜ込んでおきます。(用土に、市販の野菜用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をしましょう)鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、1番花の果実が膨らみ始めたら、月2~3回、化成肥料(1株当たり10~20g)を株元に施します。
  • 地植えの場合、植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料(1㎡当たり150g)と過リン酸石灰(1㎡当たり30g)を混ぜ込んでおきます。(用土の項目の説明と重複します)苗を定植後の追肥は、1番花の果実が膨らみ始めたら、月2~3回、化成肥料(1株当たり10~20g)を株元に施します。
  • 追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

茄子

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日照時間の長い場所に植えつける

  • タネまき 発芽適温20~30℃
  • 適期は、温暖地(中間地)の苗の植え付け適期の4月下旬~5月上旬にあわせます。育苗に必要な時間は、タネまきから60~80日程で定植が可能になります。家庭で初心者が育てる場合は、温度管理が難しいので苗の購入をお奨めします。(苗を選ぶ際は、連作にも強い接ぎ木苗を選びましょう)
  • セルトレイなどに、市販の種まき用土か赤玉土(小粒)を敷きつめ、1ケ所に1粒をまいて覆土は5mm程。弱い苗を間引きながら本葉が2~3枚になり茎がしっかりしたら、ポリポットに移して仮植えします。ポリポットまきの場合も同様に、本葉が5~7枚になって茎がしっかりしたら、花壇やコンテナに定植します。
  • 苗の植え付け
  • 適期は、4月下旬~5月上旬です。
  • コンテナの場合、10号以上の深いタイプの鉢に、鉢底石を敷き植え付けます。「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土をコンテナに1/2の高さに用土を入れます。土と根をなじませて定植したら、残りの用土を入れ苗を固定します。仮の支柱を立て、ヒモで誘引して固定します。植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターだと2株が目安)
  • 地植えの場合、「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた先程の土壌に植え付けます。マルチを張った植え穴に、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。土と根をなじませて定植したら、仮の支柱を立て、ヒモで誘引して固定します。植え付け直後にタップリと水を施します。株間は穴を空けてある植え穴に沿って、60cm位空けて植え付けます。

ナス科

タップリの水と肥料を切らさないよう管理する

  • 水やり
  • コンテナの場合、乾燥に弱いので土の表面が乾いたら、早めにタップリと水を施します。
  • 地植えの場合、基本的には必要ありません。真夏の高温に乾燥が続くようであれば、早朝や夕方の気温が下がる時間帯に水やりをしましょう。
  • 手入れ
  • 剪定→最初に咲いた花の下部のわき芽が、強いという性質があります。このわき芽2本を残して、他のわき芽は摘み取り、3本仕立てにします。
  • 支柱立て:剪定により3本仕立ての枝が伸長するのに沿って、支柱を立てましょう。
  • 病気→うどんこ病
  • 害虫→ハスモンヨトウ、ヨトウガ
  • 収穫
  • 開花後の15~20日で収穫時期です。初期に着果したものや、多く着果した際には早めに収穫して、苗の負担を軽くしておきましょう。その後の、着果がよくなります。早朝の、涼しい時期に収穫すると日もちがよくなります。
  • 日当たり
  • 日当たりのよい場所を好みます。一日の日照時間が長い場所を選びましょう。

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