パキラ 観葉植物-室内に置いて美しい葉が観賞できる-イパネマおやじ

ここ、神奈川県北東部の小さな町でも桜の開花は終わっています。ソメイヨシノはすっかり散って葉桜の時期になっています。桜といえばソメイヨシノですが、その開花がピークを迎える時期から、遅れること2週間程で私の部屋から開花が観られる八重桜の樹が1本あります。例年であれば、今頃が満開を迎えるのですが今年はスッカリ散って若芽が伸び始めています。年々、植物の活動が早まっているのは温暖化の影響なのですかね。先日のTV番組にて、東京都八王子市にある「多摩森林科学園」では、4月下旬まで様々な品種のサクラが開花するというニュースを放送していました。チョッと興味をそそられましたが、このご時勢なので出掛けるのはネ~ッ・・迷うところです。

パキラは、長い被針形をした葉が美しい観葉植物です。光沢のある葉は明緑色で、樹形が生長すると濃緑色に変化します。原産地の南米では、樹高10~20mにも及ぶ常緑高木です。国内の、園芸店などで流通しているものは苗を3~5株で編んだものや幹が丸くふくらんだ株を、ミニ観葉や大鉢仕立てにしたものです。樹高は20~200cmで、室内に置くとインテリアとして見映えもよく緑化になるので高い人気があります。

パキラ

日々の手入れは水やりと肥料

  • 分類:パンヤ科パキラ属 / 原産地:熱帯アメリカ
  • 別名:
  • 学名:Pachira glabra
  • 園芸分類:常緑低木・高木 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:20~200cm(原産地では10~20m)
  • タネまき:栽培法としては可能だが、国内の園芸店などではタネは流通していません。一般家庭でタネまきから育てるのは難しいので、苗の購入をお奨めします。
  • 植え替え:5月~7月
  • 挿し木:5月~7月
  • 栽培方法:鉢植え
  • 特徴
  • 寒さに弱いので、普段は室内の暖かくて日当たりのよい場所に置くとよいです。屋外の寒気に当たると、葉が縮んだり傷みやすくなります。ベランダなどへ置いている鉢は、気温が下がってきたら室内へ移動させましょう。冬季になると休眠期に入るので、水やりを控え肥料は施しません。
  • 屋外に置いて直射日光に当たると、葉焼けを起こすので明るい日陰に置いて管理しましょう。室内に置くと、エアコンの乾燥や空気の対流を考慮した管理も必要です。霧吹きで葉水を吹きかけたり、表面のホコリを取り除くなどの手入れをしましょう。水やりの際には、葉裏にも霧吹きで水をかけると、ハダニの防除にもなります。
  • 近縁種
  • パキラ・グラブラ (Pachira glabra) → 別名は、カイエンナッツと呼ばれる。樹木の灰緑色と、光沢のある濃緑色の葉色が美しく、常緑の観葉植物として人気があります。一般的に、広く流通しているのは品種です。
  • パキラ・アクアティカ (P. aquatica) → 30年程前に観葉植物として、輸入されました。当初は、パキラ・アクアティカと呼ばれていましたが、全体の見た目がとてもよく似ているので、園芸店などでも混同されて流通しているようです。見分け方は、花が咲くとグラブラは白色、アクアティカは赤茶色になり、花色の違いで分かるそうですが、滅多に開花しないので見分けるのは難しいですね。植物分類上では重要なのでしょうが、園芸的には観葉植物としての美しさは遜色がないので楽しんで育てましょう。

常緑低木です

苗色の大

春~秋に生育して冬は休眠する

  • 適応(ハーブ、漢方としての適用)/ 料理・飲み物で楽しむ
  • なし
  • 用土
  • 鉢植えの場合、市販の観葉植物用培養土または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土がよいでしょう。
  • 肥料
  • 鉢植えの場合、生育期の5月~10月に、月に1回程、緩効性化成肥料を置肥するか月2~3回速効性液体肥料を施します。晩秋になり休眠期が近くなったら肥料の量を徐々に減らしていき、冬季は肥料は与えません。
  • 追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

観葉植物

  • 植え付け・植え替え
  • 適期は、5月~7月です。
  • 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、小さな株は2年に1回、大きな株は2~3年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して傷んだ根は切り取り、新しい用土を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。植え替え直後にタップリの水を施します。
  • 挿し木 
  • 適期は、5月~7月です。茎の先端から8~10cmの長さで切り取り、挿し穂にします。(サイト内詳細ページ

パキラはパンヤ科です

苗色の大

直射日光は避けて管理する

  • 水やり
  • 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、休眠期の冬は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
  • 手入れ
  • 剪定→適期は、5月~7月です。パキラは生長が早く新しい枝をグングンと伸ばすので、樹形を整えるために切り揃えます。枝の生え際から切り取ると1ケ月程で新しい芽が出てきます。
  • 病気→炭そ病
  • 害虫→ハダニ
  • 日当たり
  • 日当たりは必要です。屋外での直射日光を避け、室内では柔らかい日差しのある場所や、明るい日陰に置きましょう。

苗色の大